お題 題『休み(テーマ詠)』 お題 2024.01.28 ・投稿期間はお題発表から5日間!・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
角が取れまぁるくなれる週末は水玉模様のパジャマで過ごす
伸びをして気ままにふらり出かけゆく時間気にせずわたしは猫に
平日のあれやこれやに隠れてた心配事がにじみ出てくる
特別な朝じゃなくてもコーヒーとパンの香りがしあわせを呼ぶ
温泉は時間も金もないからとひとまずスーパー銭湯に行く
明ける空星が消えゆく瞬間を心に映す休日の朝
白い朝甘い夢みて微睡むも 飯だ!ゲームだ!〝かあちゃん起きて!!〟
右肩の先がぽっかり空いている隣の椅子が引かれぬ一日
休みには何をしますか面接で大概聞かれるそれ必要?
メールでも電話でもなく直接にキミに会いたい休日前夜
光混ざる豆のスープがプツプツと語るのを聞く土曜日の朝
夏休みラジオ講座のテキストを開くことなく明日は英検
疲れたと言う人ありて切干しの大根掴み内より拭う
「どっか行こ」と起こされなかった休みの日寝坊な子らと一緒に寝坊
休みます頑張ることを今日ずっと メモして置いたテーブルの上
休日の朝食はいつも牛乳とハムとエッグとバタートースト
お客から食中毒出て保健所に無期限の休みいただきました
寄り添えば 寄り添うほどに すれ違う 二人の心 休日の午後
「休み」って手帳に書いて「体み」になった体を休みにしたい
病窓に春は桜に夏は雲秋は空澄む冬の月冴え
眠れずに静かな夜を過ごすとき これも一種の休息時間
定年退職向かえ毎日が日曜日家事は休みにならぬ
休日の満足感をあげるためタスクリストを上からつぶす
休日だけに許されし魔法あり二度寝と言う名の禁呪法なり
指揮棒をチラ見しながら譜面追うツバ抜きしながら出番を待つ
見る針が2cm違う6時半、今日はここから始める二度寝
肩叩く人事の音出しフェルマータピアニッシモからフェルマータへ
おぼつかぬ指で欠勤連絡をしたメールには「やさみます」の字