・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
授業中 綺麗な横顔 埋まらぬ問 落としたペンと 恋の訪れ
コンパスも三角定規も分度器も 使わず過ごすオッサンの日々
※昭和のおまじない 消ゴムにあの子の名前書き込んで 使いきったら恋が実ると
しずちゃんとの心の距離を測る定規 ねぇドラえもん早く出してよぉ
ぎょうにんべんだけあらかじめ書いておく 漢字ドリルの午後六時すぎ
角の円い消しゴム(モノの消しゴム)を転がしてくしゃと笑う君かな
君の名を五回唱えてノートに書く 折れたシャーペンの芯のひとかけ
君想いノートに書いた言の葉は誰に見られることなく消える
真っ白い紙と鉛筆 消しゴムがあれば私は時を忘れる
君がその場所でブレずに立っているだから私は円を描ける
100センチの定規を片手にぶら下げてこれは刀と思って歩く
少し滲んだインクの跡は記された言葉よりも饒舌で
インクだけ買いに行くのは寂しいや僕は精液の出ないペンで
ドイツ製鉛筆削りで尖らせた2Bで書く勝手な手紙
気に入りの使い込んでたボールペン失くした後の替芯の束
ヘタウマと言われ喜ぶ幼き日 初めての筆「正月」の文字
夕焼けがあんまり綺麗だったから 切り取り貼ったスケッチブック
歩いては書きまた歩く何回も 短歌の種は青のノートに
脳トレの鉛筆十本削ってる 脳トレ趣味の母九十五歳
二Bの鉛筆で描くガーベラに そっと置いてる絵の具の朱色
スマホでメール送るよりペンで手紙書く温もり伝う
ボールペン0.38㎜と0.7㎜の使い分けリモートワークでメリハリつけて
消しゴムは消す役目消すってことを一所懸命やる役目
まず紙とシャーペン一本用意して心書き出す我はアナログ
「新しい発明書ける消しゴムさ」「それえんぴつでいいんじゃないか」
シャーペンをくるくるさせて飛んでってそのまま空に消えた初恋
弟が 絵の具で描いた 故郷の 景色追いかけ バスが行く夜
悔やんでるしちゃった事のあれやこれ消せる消しゴムあればいいのに
コンパスでえんを描くよいつの日かあなたのえんと重なるように
赤青鉛筆の青みたいなぼくらがひとつの部屋に集められてる
新品の色鉛筆は十二色 母と楽しむ「大人の塗り絵」
立春に能登の春はお預けと絵手紙寄こす避難所にてと
初めての万年筆は就職の記念インクは空色にする
公園の ベンチにひと色 クレヨンが 忘れ去られた 秋の夕暮れ
心には付箋がぺたぺた増えてゆく忘れたくない出来事たちの
木炭でデッサンしてみたコッペパン消さずにぼかす割とヤルじゃん
授業中 綺麗な横顔 埋まらぬ問 落としたペンと 恋の訪れ
コンパスも三角定規も分度器も
使わず過ごすオッサンの日々
※昭和のおまじない
消ゴムにあの子の名前書き込んで
使いきったら恋が実ると
しずちゃんとの心の距離を測る定規 ねぇドラえもん早く出してよぉ
ぎょうにんべんだけあらかじめ書いておく 漢字ドリルの午後六時すぎ
角の円い消しゴム(モノの消しゴム)を転がしてくしゃと笑う君かな
君の名を五回唱えてノートに書く 折れたシャーペンの芯のひとかけ
君想いノートに書いた言の葉は誰に見られることなく消える
真っ白い紙と鉛筆 消しゴムがあれば私は時を忘れる
君がその場所でブレずに立っているだから私は円を描ける
100センチの定規を片手にぶら下げてこれは刀と思って歩く
少し滲んだインクの跡は記された言葉よりも饒舌で
インクだけ買いに行くのは寂しいや僕は精液の出ないペンで
ドイツ製鉛筆削りで尖らせた2Bで書く勝手な手紙
気に入りの使い込んでたボールペン失くした後の替芯の束
ヘタウマと言われ喜ぶ幼き日 初めての筆「正月」の文字
夕焼けがあんまり綺麗だったから 切り取り貼ったスケッチブック
歩いては書きまた歩く何回も 短歌の種は青のノートに
脳トレの鉛筆十本削ってる 脳トレ趣味の母九十五歳
二Bの鉛筆で描くガーベラに そっと置いてる絵の具の朱色
スマホでメール送るよりペンで手紙書く温もり伝う
ボールペン0.38㎜と0.7㎜の使い分けリモートワークでメリハリつけて
消しゴムは消す役目消すってことを一所懸命やる役目
まず紙とシャーペン一本用意して心書き出す我はアナログ
「新しい発明書ける消しゴムさ」「それえんぴつでいいんじゃないか」
シャーペンをくるくるさせて飛んでってそのまま空に消えた初恋
弟が 絵の具で描いた 故郷の 景色追いかけ バスが行く夜
悔やんでるしちゃった事のあれやこれ消せる消しゴムあればいいのに
コンパスでえんを描くよいつの日かあなたのえんと重なるように
赤青鉛筆の青みたいなぼくらがひとつの部屋に集められてる
新品の色鉛筆は十二色 母と楽しむ「大人の塗り絵」
立春に能登の春はお預けと絵手紙寄こす避難所にてと
初めての万年筆は就職の記念インクは空色にする
公園の ベンチにひと色 クレヨンが 忘れ去られた 秋の夕暮れ
心には付箋がぺたぺた増えてゆく忘れたくない出来事たちの
木炭でデッサンしてみたコッペパン消さずにぼかす割とヤルじゃん