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夕暮れの練習室に残された メトロノームが鳴り止む前に
ここから見える夕焼けがうつくしいフェンスを乗り越えない理由だ
300ルクスで呼吸するカポックはたぶん夕焼けを知らない
夕飯は何にしようかスーパーの値引きの品でメニューが決まる
下校中 夕陽が照らす 河川敷 漫画だったら 君と会えるのに
”た”と読まず”ゆう”と読んで詠んだ人の日本の常識ふとふと思う
仲良うに兄妹の夕惑う遊びに疲れ茶碗を抱いて
ハローワークの帰り夕焼け面接に明日定年の花束枯れて
いつもなら岩本さんが現れて夕刊ニュースを届けてくれる
夕鶴の載った教科書しまい込みあなたはどこの空へ帰るの
若者よ 愛する人の名を叫べ 今みる夕陽は君だけのもの
残業なしで帰る夕焼けパチンコをする元気あるのは癖だから
白雪を夕陽が染めて茜色独りの鍋に君の面影
夕焼けに走る電車の窓ガラス見え隠れする思い出の人
夕映えを浴びて大きく深呼吸、気持ち切り替え我が家に帰る
介護施設の夕暮れ症候群の媼大丈夫ですよ
去年秋東尋坊の夕陽見て北陸の旅満喫してた
立ち止まり影の重なり夕影草恋は宿無し嫉む夕月
夕闇が近づくたびに祖母は言う「家に帰る」と少女の顔で
ゆうがたの めくるめく音 ノクターン なにもかにもが かわっていくね
夕飯はカレーにしようと残業で机のチョコに伸びた手が止まる
夕焼けを独り占めして飲み干したジンジャーハニーレモネードティー
夕方に見えてた冬のスカイツリー霞んできてまた春が来る
ポケットの中は拾ったガラクタがいっぱいだった遠い夕焼け
夕暮れは悲しい色だと君は言う見えない人の名前を呼んで
なんとなく七夕とかに死んだなら素敵だなって思ってた猫
夕暮れの練習室に残された
メトロノームが鳴り止む前に
ここから見える夕焼けがうつくしいフェンスを乗り越えない理由だ
300ルクスで呼吸するカポックはたぶん夕焼けを知らない
夕飯は何にしようかスーパーの値引きの品でメニューが決まる
下校中 夕陽が照らす 河川敷 漫画だったら 君と会えるのに
”た”と読まず”ゆう”と読んで詠んだ人の日本の常識ふとふと思う
仲良うに兄妹の夕惑う遊びに疲れ茶碗を抱いて
ハローワークの帰り夕焼け面接に明日定年の花束枯れて
いつもなら岩本さんが現れて夕刊ニュースを届けてくれる
夕鶴の載った教科書しまい込みあなたはどこの空へ帰るの
若者よ 愛する人の名を叫べ 今みる夕陽は君だけのもの
残業なしで帰る夕焼けパチンコをする元気あるのは癖だから
白雪を夕陽が染めて茜色独りの鍋に君の面影
夕焼けに走る電車の窓ガラス見え隠れする思い出の人
夕映えを浴びて大きく深呼吸、気持ち切り替え我が家に帰る
介護施設の夕暮れ症候群の媼大丈夫ですよ
去年秋東尋坊の夕陽見て北陸の旅満喫してた
立ち止まり影の重なり夕影草恋は宿無し嫉む夕月
夕闇が近づくたびに祖母は言う「家に帰る」と少女の顔で
ゆうがたの
めくるめく音
ノクターン
なにもかにもが
かわっていくね
夕飯はカレーにしようと残業で机のチョコに伸びた手が止まる
夕焼けを独り占めして飲み干したジンジャーハニーレモネードティー
夕方に見えてた冬のスカイツリー霞んできてまた春が来る
ポケットの中は拾ったガラクタがいっぱいだった遠い夕焼け
夕暮れは悲しい色だと君は言う見えない人の名前を呼んで
なんとなく七夕とかに死んだなら素敵だなって思ってた猫