お題 題『住』 お題 2024.03.04 ・投稿期間はお題発表から5日間!・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
名前さえ忘れた人が夢に出る記憶の森のどこかに住んで
住み慣れた街を離れてゆく君の笑顔に混ざる涙一粒
悲しみが住んでる部屋の窓あける風が友だち連れてくるから
図書館に歩いていけるありがたさ住んだときには気づかなかった
復元をされた竪穴式住居ここで学んだ、うちより広い
量販店の猫のケージにタワー有り一度あそこに住んでみたくて
住み慣れた我が家色々あったけど三十五度目の春を迎える
そこの道あそこの角で会う猫の住処は何処淡い陽だまり
心には真白い犬が住んでおりしっぽを振って迎えてくれる
その昔五人と金魚住んでいた今や禿げたるじじいが独り
眩しくて やる気が出ない 陽の光 日がな一日 住処に潜る
住み慣れた我が家に戻れる日はいつなのか能登ウクライナパレスチナ
住吉と名のつくところ幾つある願う気持ちの成就を願う
愛と夢それに少しの生活費あばら家だって住めば都に
住み込みの天使さんたちいるのなら どうか泣いてる人の心に
同じ顔住宅街に夜くれば
それぞれの笑み窓辺にこぼれ
食べるのも服を貸し借りしあうのも
住むのも君と 君とがいいな
啓蟄や地下住む虫らゾロゾロと人も紛れて春を楽しむ
精霊も魔物も住んでる私の洞窟我ながら入りたくない
ならぬ恋心の住処を探り合い寝そべる日々に罪を重ねて
住みついた魔性の恋の悪戯は時々くすぐる心の闇
恋問えば心に住むと胸押さえ心に棲むと悩みは嘆く