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悠久の時が日常生活をロマンに変える考古学かな
わたしたちふつうに暮らすこの世界 時間と空間まじった時空
おはぎ食(は)む 優しい甘さに 引き出され 亡き祖母想う 3時のオヤツ
時すでに遅し目の前真っ暗にハッと目覚めて胸なでおろす
こだまさえ 瞬時に返す 言の葉を 言霊さえなき 手紙書き継ぐ
ラジオより 流れ来るのは 戦後歌謡 母の歌唱に だぶり涙する
午後7時 半額シール 貼るスーパー 昼から狙う 鮨が消えゆく
がめ煮煮て 待っているよと 盆帰り その母はいず 福北ゆたか帰りの電車
探してたわけじゃないけどみつけたよ 目の前にキミ 時が止まった
再会の時のくるのを馳せている激流をゆくお魚の群れ
時を経て愛は歪むそれでも貴方といられて嬉しかった
食材に火を通すだけで完成の一人めし湿った砂時計
君の頬 劫と刹那が 交差する まだ見ぬ人と 過ぎ去りし人
噴水の水を蹴散らし遊ぶ子ら時ならぬ暑気に氷屋賑わう
時間こそ名医と思う悲しみも時の流れが癒してくれる
時々は電話しなと言ってた母親から 日毎にラインで報告を聞く
あの頃に時計の針を戻せども戻るはずなく桜雨ふる
いつまでも時鳥を待った冬の日々あなたもいないあなたがいない
新品の ランドセル濡らす 夕立に 子供等駆ける 未来の時へ
病院と時給契約する医師が手術をムダに延ばそうとする
息とめて時止めようとしていたな半世紀ほど前のお話
蛇口から落ちるしずくを聞いている 時の孤独に触れてる夜更け
目が冴えて時間ばかりが過ぎてゆく歌のかけらが降りつもる夜
家具を組み六角レンチ回す時つながってゆく痺れる手のひら
象はどう耐えるのだろう悲しみに時間軸長い灰色の象は
さよならの「ら」が君だけに届く時 振り返る 目を 眩しくて 閉じる
着物きて紫式部を語ろうと時代はもはや 平安になり
老いという時の流れは変えられず どう向き合っていくかが課題
若き葉が光と影に戯れる 時の重さに杖つく小径
悠久の時が日常生活をロマンに変える考古学かな
わたしたちふつうに暮らすこの世界 時間と空間まじった時空
おはぎ食(は)む
優しい甘さに
引き出され
亡き祖母想う
3時のオヤツ
時すでに遅し目の前真っ暗にハッと目覚めて胸なでおろす
こだまさえ 瞬時に返す 言の葉を
言霊さえなき 手紙書き継ぐ
ラジオより 流れ来るのは 戦後歌謡
母の歌唱に だぶり涙する
午後7時 半額シール 貼るスーパー
昼から狙う 鮨が消えゆく
がめ煮煮て 待っているよと 盆帰り
その母はいず 福北ゆたか帰りの電車
探してたわけじゃないけどみつけたよ 目の前にキミ 時が止まった
再会の時のくるのを馳せている激流をゆくお魚の群れ
時を経て愛は歪むそれでも貴方といられて嬉しかった
食材に火を通すだけで完成の一人めし湿った砂時計
君の頬 劫と刹那が 交差する まだ見ぬ人と 過ぎ去りし人
噴水の水を蹴散らし遊ぶ子ら時ならぬ暑気に氷屋賑わう
時間こそ名医と思う悲しみも時の流れが癒してくれる
時々は電話しなと言ってた母親から
日毎にラインで報告を聞く
あの頃に時計の針を戻せども戻るはずなく桜雨ふる
いつまでも時鳥を待った冬の日々あなたもいないあなたがいない
新品の ランドセル濡らす 夕立に 子供等駆ける 未来の時へ
病院と時給契約する医師が手術をムダに延ばそうとする
息とめて時止めようとしていたな半世紀ほど前のお話
蛇口から落ちるしずくを聞いている 時の孤独に触れてる夜更け
目が冴えて時間ばかりが過ぎてゆく歌のかけらが降りつもる夜
家具を組み六角レンチ回す時つながってゆく痺れる手のひら
象はどう耐えるのだろう悲しみに時間軸長い灰色の象は
さよならの「ら」が君だけに届く時 振り返る 目を 眩しくて 閉じる
着物きて紫式部を語ろうと時代はもはや
平安になり
老いという時の流れは変えられず
どう向き合っていくかが課題
若き葉が光と影に戯れる
時の重さに杖つく小径