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一人から二人用に買い替えたソファで君と午後のうたたね
あの人が残していったコスモスの鉢植えだけが捨てきれなくて
「かつてここで凶器といえば俺だった」 ガラスの灰皿 飴入れと化す
クッションを力任せに叩きつけごめんあなたは悪くないのに
亡き父が描き上げられずに描いた絵を額縁に入れ飾るリビング
少しずつ時刻の違う時計たち自分の時間を生きればいいと
父の作の信楽風の茶碗には孫も忘れたおもちゃのぶどう
生きていることに意味などあるのかと太宰の本が問いかけてくる
ネガティブでどうしたもんかと思う時 太宰を読んで胸なでおろし
休日に心のほこりクイックルワイパーかけて裸足で歩く
リビングと 呼べる部屋では 無いけれど 忙しない日々 見守る写真
1秒が少しだけ遅い晴れた午後サイドボードに猫は沈んで
親友の結婚祝いの掛け時計以来の時を余さず見つめる
枯らすまい直射日光避けここに多肉植物大丈夫かな
カレンダー月変わるまで破けないなんでかなそれ執着してる
食卓の歪みが軋む不協和の音が時折響くリビング
四人掛け 座れた時は 一瞬で 今は父子が 重なるソファ
一人から二人用に買い替えたソファで君と午後のうたたね
あの人が残していったコスモスの鉢植えだけが捨てきれなくて
「かつてここで凶器といえば俺だった」
ガラスの灰皿 飴入れと化す
クッションを力任せに叩きつけごめんあなたは悪くないのに
亡き父が描き上げられずに描いた絵を額縁に入れ飾るリビング
少しずつ時刻の違う時計たち自分の時間を生きればいいと
父の作の信楽風の茶碗には孫も忘れたおもちゃのぶどう
生きていることに意味などあるのかと太宰の本が問いかけてくる
ネガティブでどうしたもんかと思う時
太宰を読んで胸なでおろし
休日に心のほこりクイックルワイパーかけて裸足で歩く
リビングと
呼べる部屋では
無いけれど
忙しない日々
見守る写真
1秒が少しだけ遅い晴れた午後サイドボードに猫は沈んで
親友の結婚祝いの掛け時計以来の時を余さず見つめる
枯らすまい直射日光避けここに多肉植物大丈夫かな
カレンダー月変わるまで破けないなんでかなそれ執着してる
食卓の歪みが軋む不協和の音が時折響くリビング
四人掛け 座れた時は 一瞬で
今は父子が 重なるソファ