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まだ早いまだ告げられぬこの思いあなたに似合いの私になるまで
ハ・ヤ・シ・イ・ヌ・名字に「まだ」つく人多しふとそう思った月曜の午後
打ち込んだ 文字の並びに いや、まだと ふたたび消して 紡ぐ言の葉
亡くなって十年以上立つのにさ夢に出たのはまだ三度だけ
まだ元気 まだまだ元気に 農作業 反面母も 86歳
若きデュオひと粒ひと粒際立つ音色 まだこれらと世界は広がる
生中をただ酔いたくておかわりをまだ君といたくて猫かぶり
雨宿りしてる二人をそのままにしておくようなまだ止まぬ雨
君はまだ十五の頃の君のまま吾が胸にある初恋のひと
今日こそは早く夕食終わらせて眠るつもりがまだいも煮えず
ケンカしてまだ拗ねている間合いにて声聴こえるがまだ遠くから
「ここ左」ホントはまっすぐなんだけど まだ見ていたい君の横顔
梅雨まではまだあと少し紫陽花の薄水色の小さな花弁
女子会でまだまだ若い一言に空気甘くて 美味しく流れ
夕闇の道に埃の匂い立つまだ落ちぬ雨すぐそばにいる
星を見る 君の瞳は まだ遠く 隣の僕を 置き去りのまま
セミ鳴かないし海やキャンプに行きたくならないからまだ夏じゃない
手のひらに 温もりだけが まだ残る 君の顔さえ 薄れてくのに
もういいかい? まあだだよ……しっ黙って動かないで、まだ奴らがいる
まだ早いまだ告げられぬこの思いあなたに似合いの私になるまで
ハ・ヤ・シ・イ・ヌ・名字に「まだ」つく人多しふとそう思った月曜の午後
打ち込んだ
文字の並びに
いや、まだと
ふたたび消して
紡ぐ言の葉
亡くなって十年以上立つのにさ夢に出たのはまだ三度だけ
まだ元気
まだまだ元気に
農作業
反面母も
86歳
若きデュオひと粒ひと粒際立つ音色
まだこれらと世界は広がる
生中をただ酔いたくておかわりをまだ君といたくて猫かぶり
雨宿りしてる二人をそのままにしておくようなまだ止まぬ雨
君はまだ十五の頃の君のまま吾が胸にある初恋のひと
今日こそは早く夕食終わらせて眠るつもりがまだいも煮えず
ケンカしてまだ拗ねている間合いにて声聴こえるがまだ遠くから
「ここ左」ホントはまっすぐなんだけど
まだ見ていたい君の横顔
梅雨まではまだあと少し紫陽花の薄水色の小さな花弁
女子会でまだまだ若い一言に空気甘くて
美味しく流れ
夕闇の道に埃の匂い立つまだ落ちぬ雨すぐそばにいる
星を見る 君の瞳は まだ遠く 隣の僕を 置き去りのまま
セミ鳴かないし海やキャンプに行きたくならないからまだ夏じゃない
手のひらに 温もりだけが まだ残る 君の顔さえ 薄れてくのに
もういいかい? まあだだよ……しっ黙って動かないで、まだ奴らがいる