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赤よりもピンクよりも似合うのは宇宙のような漆黒の黒
赤い糸もつれ合った末の切れ様は甘ったるく溶けるような
リーダーは 何でみんな 赤なのと 幼き甥が 鋭く突っ込む
あぁ今日も 夕陽が街を 染めていく それでもカラスは 赤く染まらず
赤色の 値引きシールに 群がって 物価高への 怨嗟濃くなる
惹かれ合う二人の小指運命の真っ赤な糸で結ばれている
赤ちゃんを優しく抱いたあなたはもう生まれたばかりの母親となり
赤トマト黃トマトの苗を植えて早く成れよと母は楽しみに
とぼとぼと 肩寄せ歩く 帰り道 顔の赤さは 夕日のせいかな
いちめんの緑の波を切り裂いてオオヨシキリの赤い喉咲く
お弁当茶色だけでもいいものを 赤いトマトは愛ぞ受け取れ
にこにこと見つめられし君染まる まぶたに赤い梅の花咲く
弁当の飾りに赤のプチトマトうれしかったよ母ありがとう
朝お題は「紅」すぐ詠みて眼鏡とおし 知るお題に耳まで染まる「赤」
雨の朝 ショートスティに 送り出し 赤のリーフ 充電しにいく
暮れ方のテールランプの赤き列異界に誘うごとく並べり
友だちの結婚式へ向かう君赤き紅さし別人のよう
雨止みて若葉の赤き生垣の角を曲がりつ傘を畳みぬ
あの…先輩、ふり返れば真っ赤な顔のバスケ部の後輩女子が
君は言う赤も緑もよく似合う時期がはまればひとりクリスマス
二人して見ている景色いつからか違うと気づいた夕暮れの赤
いい顔で君が笑ってくれるたび私の中の赤い実ゆれる
せがまれて描いた青空に少年足すは赤いクレヨン太陽三個
目が赤く充血し揺れる熱帯魚その亡骸を濡れた手で包む
カラコンをしているからと嘘をつく赤い目からは小川の流れ
皆が見る赤くひりつく俺の頬 季節外れの紅葉狩りかよ
久々に薄桃色の紅をさす「どこ行くの?」 と幼子見抜けり
赤らめた顔を隠す君の手もほんの少し朱色に染まる
赤よりもピンクよりも似合うのは宇宙のような漆黒の黒
赤い糸もつれ合った末の切れ様は甘ったるく溶けるような
リーダーは
何でみんな
赤なのと
幼き甥が
鋭く突っ込む
あぁ今日も
夕陽が街を
染めていく
それでもカラスは
赤く染まらず
赤色の
値引きシールに
群がって
物価高への
怨嗟濃くなる
惹かれ合う二人の小指運命の真っ赤な糸で結ばれている
赤ちゃんを優しく抱いたあなたはもう生まれたばかりの母親となり
赤トマト黃トマトの苗を植えて早く成れよと母は楽しみに
とぼとぼと 肩寄せ歩く 帰り道
顔の赤さは 夕日のせいかな
いちめんの緑の波を切り裂いてオオヨシキリの赤い喉咲く
お弁当茶色だけでもいいものを
赤いトマトは愛ぞ受け取れ
にこにこと見つめられし君染まる
まぶたに赤い梅の花咲く
弁当の飾りに赤のプチトマトうれしかったよ母ありがとう
朝お題は「紅」すぐ詠みて眼鏡とおし
知るお題に耳まで染まる「赤」
雨の朝
ショートスティに
送り出し
赤のリーフ
充電しにいく
暮れ方のテールランプの赤き列異界に誘うごとく並べり
友だちの結婚式へ向かう君赤き紅さし別人のよう
雨止みて若葉の赤き生垣の角を曲がりつ傘を畳みぬ
あの…先輩、ふり返れば真っ赤な顔のバスケ部の後輩女子が
君は言う赤も緑もよく似合う時期がはまればひとりクリスマス
二人して見ている景色いつからか違うと気づいた夕暮れの赤
いい顔で君が笑ってくれるたび私の中の赤い実ゆれる
せがまれて描いた青空に少年足すは赤いクレヨン太陽三個
目が赤く充血し揺れる熱帯魚その亡骸を濡れた手で包む
カラコンをしているからと嘘をつく赤い目からは小川の流れ
皆が見る赤くひりつく俺の頬
季節外れの紅葉狩りかよ
久々に薄桃色の紅をさす「どこ行くの?」
と幼子見抜けり
赤らめた顔を隠す君の手もほんの少し朱色に染まる