・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
中秋の名月 雲の ないうちに レンズ越しに眺めつ 零時前
Web短歌 初の投稿 その夜に 一首投稿する 夢も見て
中秋の名月に薄雲かかりうっすらと虹が夜を彩り
まだ今日のエンドロールを流したくなくて徒歩52分の帰宅
秋の夜長にコオロギの音色心静かなフィナーレ
夏の夜 暑さの中で眠っても 寝た気もせずに 眠りにつけず
夜の端、布団に潜り目を瞑る。 枕元ではスマホが笑う。
人の世に 夜の帳が 降りる頃 百鬼夜行の 宴が始まる
高架下 安アパートの 寝床にて 静寂貪る 夜・始発前
ネオン街 穢れ空だと 目を伏せた 瞼の裏には 満天の星
寝苦しきエアコン故障暑き夜は地獄の如く大汗ベッド
夜終わる気づいた時は絶望で規則正しい生活を今
夜風が気持ちいいと思える日が来るとは あの熱帯の日々今や恋しい
疲れ果て動けぬままに眠りこけ 深夜テレビの迫力に覚め
片枕飾る夜こそ悲しけれ抱いてもわびし恋のぬけがら
夜だから月に吠えても様になる朝行月のただわびしきに
夜が好きいろんな天使がやってくる黒い五匹が気の合う仲間
夜半に目が覚めて見たのは秘密だと言いたげなほど青く光る月
夜の海君を彩る夜光虫裸体を飾る蛍光妖し
今夜からぐずつく予報だったのに君の笑顔が雲を蹴散らす
君と寝る 半分ずつに 引き裂いた ひとつになれぬ 魂抱え
亡き父母に引かれ夜空の散歩道汽車の行く音蛙の鳴き声
よるべなき夜を漕ぎたる笹舟よかぜに頼るるただよふわが身
人里を離れ佇む山小屋の 降り注ぐよな星の瞬き
子供たち想像の夜チカチカと黒い世界に色のかがやく
夏旅の前夜積み込む弾む声スーツケースが跳ねていくそら
うねうねと黒く流れる濁流が深く掘りゆく夜の川底
もの思う顔を窓辺に映し出し最終列車は夜を去りゆく
膝を抱きゃ夜泣く虫にからかわれ恋が欲しけりゃ血の声出せと
私の寄るは私だけのもの元気な明日を迎えるためリセット
昨日から溢れた眠りに浸りおり瞼を閉じて夜を続ける
「忘れてね、私のことも夜のことも」 『忘れないで』と言われた気がした
家にひとり声出し歌う「糸」は重たき夜更けに静かに響く
無理しても明日は行かなきゃいけなくて薬局に寄る ぬばたまの夜
夏の夜の恋ひにいもねず明けぬれば藤のかづらとまよふ黒髪
誰一人歩いてる人ない朝は明るいだけの夜っぽい空
「お兄ちゃんもう一度やろ今度こそ負けないからな」夏休みの夜
夜の来て目覚む盛り場灯りつき居場所求めて集う魂
屋上から見る夜空迫りくる星が明るく澄んだ星空
寝つけないそんな夜には紙の本 できれば長い文章だけの
風呂上がり 縁側 蚊遣り 月明り 夏に八朔ゼリーで涼し
黄昏が昼も夜にもある我が家 テレビ指差し 妻と「誰そ彼?」
苺ジャム煮つむる夜は夢のごとく恋のごとくにあまやかな月
いまどきの都会の夜にもまだ散らばる優しい孤独をたずねて歩く
名残夜に愁う瞳が呼んでいる星より遠い彼の人の名を
灼熱も嫌味怒号も無く静か夏は真夜中だけが優しい
黒髪に残るキャスターマイルドが 肺と心に充ちる可惜夜(あたらよ)
可惜夜…明けるのが惜しいほどの夜
どの夜が正解だったの月明かり虹が出るとは知らなかったの
夜更けには出る出ないとの噂あり立ち入り禁止ロープの先に
深夜までラジオを聴いて授業中うとうとしてた学生時代
中秋の名月 雲の ないうちに レンズ越しに眺めつ 零時前
Web短歌 初の投稿 その夜に 一首投稿する 夢も見て
中秋の名月に薄雲かかりうっすらと虹が夜を彩り
まだ今日のエンドロールを流したくなくて徒歩52分の帰宅
秋の夜長にコオロギの音色心静かなフィナーレ
夏の夜
暑さの中で眠っても 寝た気もせずに 眠りにつけず
夜の端、布団に潜り目を瞑る。
枕元ではスマホが笑う。
人の世に
夜の帳が
降りる頃
百鬼夜行の
宴が始まる
高架下
安アパートの
寝床にて
静寂貪る
夜・始発前
ネオン街 穢れ空だと 目を伏せた
瞼の裏には 満天の星
寝苦しきエアコン故障暑き夜は地獄の如く大汗ベッド
夜終わる気づいた時は絶望で規則正しい生活を今
夜風が気持ちいいと思える日が来るとは
あの熱帯の日々今や恋しい
疲れ果て動けぬままに眠りこけ
深夜テレビの迫力に覚め
片枕飾る夜こそ悲しけれ抱いてもわびし恋のぬけがら
夜だから月に吠えても様になる朝行月のただわびしきに
夜が好きいろんな天使がやってくる黒い五匹が気の合う仲間
夜半に目が覚めて見たのは秘密だと言いたげなほど青く光る月
夜の海君を彩る夜光虫裸体を飾る蛍光妖し
今夜からぐずつく予報だったのに君の笑顔が雲を蹴散らす
君と寝る 半分ずつに 引き裂いた
ひとつになれぬ 魂抱え
亡き父母に引かれ夜空の散歩道汽車の行く音蛙の鳴き声
よるべなき夜を漕ぎたる笹舟よかぜに頼るるただよふわが身
人里を離れ佇む山小屋の 降り注ぐよな星の瞬き
子供たち想像の夜チカチカと黒い世界に色のかがやく
夏旅の前夜積み込む弾む声スーツケースが跳ねていくそら
うねうねと黒く流れる濁流が深く掘りゆく夜の川底
もの思う顔を窓辺に映し出し最終列車は夜を去りゆく
膝を抱きゃ夜泣く虫にからかわれ恋が欲しけりゃ血の声出せと
私の寄るは私だけのもの元気な明日を迎えるためリセット
昨日から溢れた眠りに浸りおり瞼を閉じて夜を続ける
「忘れてね、私のことも夜のことも」
『忘れないで』と言われた気がした
家にひとり声出し歌う「糸」は重たき夜更けに静かに響く
無理しても明日は行かなきゃいけなくて薬局に寄る ぬばたまの夜
夏の夜の恋ひにいもねず明けぬれば藤のかづらとまよふ黒髪
誰一人歩いてる人ない朝は明るいだけの夜っぽい空
「お兄ちゃんもう一度やろ今度こそ負けないからな」夏休みの夜
夜の来て目覚む盛り場灯りつき居場所求めて集う魂
屋上から見る夜空迫りくる星が明るく澄んだ星空
寝つけないそんな夜には紙の本
できれば長い文章だけの
風呂上がり 縁側 蚊遣り 月明り 夏に八朔ゼリーで涼し
黄昏が昼も夜にもある我が家 テレビ指差し 妻と「誰そ彼?」
苺ジャム煮つむる夜は夢のごとく恋のごとくにあまやかな月
いまどきの都会の夜にもまだ散らばる優しい孤独をたずねて歩く
名残夜に愁う瞳が呼んでいる星より遠い彼の人の名を
灼熱も嫌味怒号も無く静か夏は真夜中だけが優しい
黒髪に残るキャスターマイルドが
肺と心に充ちる可惜夜(あたらよ)
可惜夜…明けるのが惜しいほどの夜
どの夜が正解だったの月明かり虹が出るとは知らなかったの
夜更けには出る出ないとの噂あり立ち入り禁止ロープの先に
深夜までラジオを聴いて授業中うとうとしてた学生時代