・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
いつの間にか汚れた鏡清めればはつか春めく空気が映る
東京のエスカレーターになぜ鏡? 調べてがっかり これが日本か
輝く鏡を覗く貴方と私 いつの間にか涙が貴方を濡れさせて
なぁ鏡 この世で一番 格好良く、 私が成れない あいつは何処へ?
整えど鏡の眉のシーソーや 鼻先の我誰か見つめむ
泉鏡花の小説のように湯島に白梅は咲いているか
磨きあげ ピカピカになる鏡面に 心も晴れて 満面の笑み
診察で人がたくさん響く声 明るいホール冷たい鏡
浴室の鏡に向かいにらめっこ どうすりゃあ取れるこの鱗雲
歳重ね 鏡の中の 顔を見て 母に似ていく 自分を笑う
君の名を呼べば悲しや夕暮れに鏡のような水面を見つめ
初紅を鏡に向かいて祖母の引く女の意地と少し濃い目に
化粧台の鏡になりきれない窓に映る私を探す月夜に
姿しか 映さぬ鏡 面持ちを映せば 心の中も映り
映り込む 知らない自分 君からの 言葉にいつも 我を知るなり
鏡台のような人生が染み付き「綺麗?」と聞かれりゃ「綺麗」と返すさ
懸命に生きよと鏡で我叱る耄碌しても父の口癖
結露する鏡がそっと泣いている 鏡を見てるぼくの代わりに
こんな時はこんな顔しているのかと鏡の顔をしみじみと見る
拡大鏡ぐにゃり笑顔は母ゆずり 洗面台に満つる光よ
もう少し曇ったままでいい眼鏡 見えなくていいものもあるから
独り言いつも答えてくれるのは 鏡の中の私だけなの
床屋で髪を切り薄くなる後頭部に映る合わせ鏡
本当の自分自身を探してる 鏡に映る偽りの顔
洗面所午前三時の鏡には招かざる者映ってるかも
前髪もアイラインも上手くでき 口角上がる鏡の自分
ひび割れた 鏡は机の 引き出しに あの日の光景 映したままで
万華鏡 夢幻の世界広がりて 美しくもあり儚くも あり
世の中が分かったような顔をして鏡の前でポーズをとる君
手鏡は人の悲しみ写すとう割れて棄てても消えることなく
手鏡で何度も見ては前髪を直した春は君のいた春
我が心明鏡止水と程遠く不安と葛藤同居してをり
素の顔と鏡の中で見交わせり 勝手のわからぬ土曜朝9時
「変じゃない?」鏡よ鏡と尋ねられ 心配ご無用君は美し
面接を控え 鏡を覗くたび ユニフォーム着た 青写真の吾
面接の前に 髪形 服装を 何度もチェック 鏡の前で
うっすらと動いたようだ 鏡像は私であって私ではない
ひとごとのように葬儀は通り過ぎ眼鏡が汚れているのに気づく
吾子見ると 鏡に映る 我の様 叱る言葉も 途切れる程に
畳部屋に凛と佇む鏡台は眼力強しレースを かける
雲乗せて空のかけらが落ちている昨日の雨の残した鏡
十年前コンサートのため使いたり 今はメジロを探す双眼鏡
曇る鏡に映る私 言葉と記憶 灯りの下でゆっくり数える
おばさんの楽しいお話の相手は戦慄してるであろう鏡面
目に映る全ては光の結び目で眩しさは針、鏡とは布
雨去って鏡に変身水たまり 虹を写して空懐かしむ
初めに投稿した時に表示されませんでした。それで、もう一度投稿したらダブってしまいました。申し訳ありません。
雨去って鏡に変身水たまり 虹をうつして空懐かしむ
いつの間にか汚れた鏡清めればはつか春めく空気が映る
東京のエスカレーターになぜ鏡? 調べてがっかり これが日本か
輝く鏡を覗く貴方と私 いつの間にか涙が貴方を濡れさせて
なぁ鏡
この世で一番
格好良く、
私が成れない
あいつは何処へ?
整えど鏡の眉のシーソーや
鼻先の我誰か見つめむ
泉鏡花の小説のように湯島に白梅は咲いているか
磨きあげ ピカピカになる鏡面に 心も晴れて 満面の笑み
診察で人がたくさん響く声
明るいホール冷たい鏡
浴室の鏡に向かいにらめっこ
どうすりゃあ取れるこの鱗雲
歳重ね 鏡の中の 顔を見て 母に似ていく 自分を笑う
君の名を呼べば悲しや夕暮れに鏡のような水面を見つめ
初紅を鏡に向かいて祖母の引く女の意地と少し濃い目に
化粧台の鏡になりきれない窓に映る私を探す月夜に
姿しか 映さぬ鏡 面持ちを映せば 心の中も映り
映り込む 知らない自分 君からの
言葉にいつも 我を知るなり
鏡台のような人生が染み付き「綺麗?」と聞かれりゃ「綺麗」と返すさ
懸命に生きよと鏡で我叱る耄碌しても父の口癖
結露する鏡がそっと泣いている 鏡を見てるぼくの代わりに
こんな時はこんな顔しているのかと鏡の顔をしみじみと見る
拡大鏡ぐにゃり笑顔は母ゆずり 洗面台に満つる光よ
もう少し曇ったままでいい眼鏡 見えなくていいものもあるから
独り言いつも答えてくれるのは
鏡の中の私だけなの
床屋で髪を切り薄くなる後頭部に映る合わせ鏡
本当の自分自身を探してる 鏡に映る偽りの顔
洗面所午前三時の鏡には招かざる者映ってるかも
前髪もアイラインも上手くでき
口角上がる鏡の自分
ひび割れた 鏡は机の 引き出しに あの日の光景 映したままで
万華鏡 夢幻の世界広がりて 美しくもあり儚くも
あり
世の中が分かったような顔をして鏡の前でポーズをとる君
手鏡は人の悲しみ写すとう割れて棄てても消えることなく
手鏡で何度も見ては前髪を直した春は君のいた春
我が心明鏡止水と程遠く不安と葛藤同居してをり
素の顔と鏡の中で見交わせり
勝手のわからぬ土曜朝9時
「変じゃない?」鏡よ鏡と尋ねられ
心配ご無用君は美し
面接を控え 鏡を覗くたび ユニフォーム着た 青写真の吾
面接の前に 髪形 服装を 何度もチェック 鏡の前で
うっすらと動いたようだ 鏡像は私であって私ではない
ひとごとのように葬儀は通り過ぎ眼鏡が汚れているのに気づく
吾子見ると 鏡に映る 我の様
叱る言葉も 途切れる程に
畳部屋に凛と佇む鏡台は眼力強しレースを
かける
雲乗せて空のかけらが落ちている昨日の雨の残した鏡
十年前コンサートのため使いたり
今はメジロを探す双眼鏡
曇る鏡に映る私 言葉と記憶 灯りの下でゆっくり数える
おばさんの楽しいお話の相手は戦慄してるであろう鏡面
目に映る全ては光の結び目で眩しさは針、鏡とは布
雨去って鏡に変身水たまり 虹を写して空懐かしむ
初めに投稿した時に表示されませんでした。それで、もう一度投稿したらダブってしまいました。申し訳ありません。
雨去って鏡に変身水たまり 虹をうつして空懐かしむ