・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
地下鉄に長く乗るのは気が滅入る車窓で目が合う私の亡霊
休日は すりガラスのせい 快晴を さえぎりやがる 窓ごとき
閉ざしてる心の窓を開け放ち飛び出したなら何が待つだろ
窓開けて受け止めたのは砲丸のような湿気で 酷暑始まる
窓の外磨りガラス越し朝顔の涼やかな青雨もまた良し
職場での窓際族は将来が危惧されるので足掻き続ける
窓にあるプリンスホテルをかじかんだ両手でそっと締めてごめんね
ぼくの窓くもりガラスがはめられてみんなのかおがよく分からない
窓の外 半分だけの 風景は 人の心と どこか似ていて
窓につく 水滴つなげ 海をつくる 世界3日目 神様ごっこ
脳みそが粘土になって涅槃仏 カーテンの外はきっと五月雨
嚙み合わぬ会話を終えて居る部屋に外気を入れる窓開け放ち
校舎の窓から毎朝君が来るのを見ていた人知れぬ想い
足腰も弱くなったと窓辺にてコーヒー片手に世界を憂う
車窓から 見つめた海の 煌めきは 碧く滲みて 吾から去り行く
窓閉じていても賑やかだった頃子どもら外に元気ばらまき
朝七時触って温い窓ガラス梅雨らしからぬ太陽ぎらり
水掛けの心配尽きぬ空梅雨の 守りに守る向日葵の蕾
窓を開け ふわりと風の運びくる 隣家のメープルシロップの香
カーテンと窓の狭間(はざま)に眠る猫 開けぬよう 照明ともす朝
雨後の黎明(れいめい) 窓を伝う涼風(すずかぜ) 新たな一日の励みなり
窓外の はずし忘れた 風鈴の 一人の部屋に 鳴る音哀し
我が部屋は東と南に窓が在り冬は暖か夏は極暑
網棚に 土産を乗せて 窓の外 揺れる景色に 家族を思う
窓開けて家中空気の全とっ替え 熱帯夜明けた夏の朝は
窓から数センチ空が望めた頃は一日中部屋に居た日も
モアゼルを窓に投げつけ窓モアゼルごめんねちょっと疲れてるかも
雨の日に 窓にシールを 貼る孫が お花畑に 行けたと笑う
窓越しにいつも見ていた柴犬が昨日我が家の一員となる
「戦争はいけないよね」と『窓ぎわのトットちゃん』を読む子が涙ぐむ
地下鉄に長く乗るのは気が滅入る車窓で目が合う私の亡霊
休日は すりガラスのせい 快晴を
さえぎりやがる 窓ごとき
閉ざしてる心の窓を開け放ち飛び出したなら何が待つだろ
窓開けて受け止めたのは砲丸のような湿気で 酷暑始まる
窓の外磨りガラス越し朝顔の涼やかな青雨もまた良し
職場での窓際族は将来が危惧されるので足掻き続ける
窓にあるプリンスホテルをかじかんだ両手でそっと締めてごめんね
ぼくの窓くもりガラスがはめられてみんなのかおがよく分からない
窓の外 半分だけの 風景は 人の心と どこか似ていて
窓につく 水滴つなげ 海をつくる
世界3日目 神様ごっこ
脳みそが粘土になって涅槃仏
カーテンの外はきっと五月雨
嚙み合わぬ会話を終えて居る部屋に外気を入れる窓開け放ち
校舎の窓から毎朝君が来るのを見ていた人知れぬ想い
足腰も弱くなったと窓辺にてコーヒー片手に世界を憂う
車窓から 見つめた海の 煌めきは
碧く滲みて 吾から去り行く
窓閉じていても賑やかだった頃子どもら外に元気ばらまき
朝七時触って温い窓ガラス梅雨らしからぬ太陽ぎらり
水掛けの心配尽きぬ空梅雨の
守りに守る向日葵の蕾
窓を開け ふわりと風の運びくる 隣家のメープルシロップの香
カーテンと窓の狭間(はざま)に眠る猫 開けぬよう 照明ともす朝
雨後の黎明(れいめい) 窓を伝う涼風(すずかぜ) 新たな一日の励みなり
窓外の はずし忘れた 風鈴の 一人の部屋に 鳴る音哀し
我が部屋は東と南に窓が在り冬は暖か夏は極暑
網棚に 土産を乗せて 窓の外 揺れる景色に 家族を思う
窓開けて家中空気の全とっ替え
熱帯夜明けた夏の朝は
窓から数センチ空が望めた頃は一日中部屋に居た日も
モアゼルを窓に投げつけ窓モアゼルごめんねちょっと疲れてるかも
雨の日に 窓にシールを 貼る孫が
お花畑に 行けたと笑う
窓越しにいつも見ていた柴犬が昨日我が家の一員となる
「戦争はいけないよね」と『窓ぎわのトットちゃん』を読む子が涙ぐむ