・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
朝起きて何とはなしに日が終わる 何もできずに年を重ねる
命の火みんないつかは燃え尽きて灰になるのか風になるのか
止めようもない高温と物価高ぐんぐん伸びる庭の雑草
懐かしいシャーペン握り歌を詠むバイクの通る音は遠くへ
炎天下探し回ってこの辺で一番安い米下げてくる
熱中症 警戒アラート 唯でさえ 寡黙な俺が 無言になる日
低気圧 近づいてくる夏の朝 南の島の雨の匂いが
捻じ切れるまでに蛇口は開ききり顔を何度も洗う猛暑日
夏祭り ラムネの瓶と イチゴ飴 うなじの汗に 花火が上がる
社会人になったのでなく “社会人”の問題集を解きつづけてる
梅雨寒も死語になりそなこの暑さ死なないためのエアコン頼み
泣くべきときに泣けば何も溜まらず勇気と謙虚未来変える
文月を迎へり 夜半のバルコニー しづかな涼風と夏の星座
七夕の一緒に茹でる素麺にこだわりのある織姫もいて
プランターに真っ赤に熟れたミニトマト 孫にもがせたし眺めて我慢す
食卓の花瓶に挿したミントの葉 香りが飛んで素敵な独り居
アパートの洗濯ものが濡れている、予報どおりに降りだす雨に
空梅雨の続く草地にひっそりと 居場所を求め ツユクサの生(は)ゆ
コンビニのドアが開くたび吹いてくる風がこの街のどこかと繋がる
一年に一度でもいい会いたいと君が泣いてた星祭りの夜
夕暮れにひと風呂浴びて定位置へ アイスを齧る贅沢な夜
駆け抜ける貨物列車を見送って今日もここから朝が始まる
梅雨が明け暑さを糧にするように天へとのびる朝顔のつる
炎天下しおれた花に老人がペットボトルの水あげる午後
定年の自由な時間持て余し退屈以上喜び未満
ふるさとに帰れぬわれをあの頃の夜に誘う(いざなう)プラネタリウム
ふるさとの民芸品の赤べこがそれでいいよと肯う(うべなう)ように
また明日君に会えるね予言者を必死にかばう優しい君に
朝起きて何とはなしに日が終わる 何もできずに年を重ねる
命の火みんないつかは燃え尽きて灰になるのか風になるのか
止めようもない高温と物価高ぐんぐん伸びる庭の雑草
懐かしいシャーペン握り歌を詠むバイクの通る音は遠くへ
炎天下探し回ってこの辺で一番安い米下げてくる
熱中症 警戒アラート 唯でさえ 寡黙な俺が 無言になる日
低気圧 近づいてくる夏の朝
南の島の雨の匂いが
捻じ切れるまでに蛇口は開ききり顔を何度も洗う猛暑日
夏祭り ラムネの瓶と イチゴ飴 うなじの汗に 花火が上がる
社会人になったのでなく
“社会人”の問題集を解きつづけてる
梅雨寒も死語になりそなこの暑さ死なないためのエアコン頼み
泣くべきときに泣けば何も溜まらず勇気と謙虚未来変える
文月を迎へり 夜半のバルコニー
しづかな涼風と夏の星座
七夕の一緒に茹でる素麺にこだわりのある織姫もいて
プランターに真っ赤に熟れたミニトマト
孫にもがせたし眺めて我慢す
食卓の花瓶に挿したミントの葉
香りが飛んで素敵な独り居
アパートの洗濯ものが濡れている、予報どおりに降りだす雨に
空梅雨の続く草地にひっそりと 居場所を求め ツユクサの生(は)ゆ
コンビニのドアが開くたび吹いてくる風がこの街のどこかと繋がる
一年に一度でもいい会いたいと君が泣いてた星祭りの夜
夕暮れにひと風呂浴びて定位置へ
アイスを齧る贅沢な夜
駆け抜ける貨物列車を見送って今日もここから朝が始まる
梅雨が明け暑さを糧にするように天へとのびる朝顔のつる
炎天下しおれた花に老人がペットボトルの水あげる午後
定年の自由な時間持て余し退屈以上喜び未満
ふるさとに帰れぬわれをあの頃の夜に誘う(いざなう)プラネタリウム
ふるさとの民芸品の赤べこがそれでいいよと肯う(うべなう)ように
また明日君に会えるね予言者を必死にかばう優しい君に