・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
会いに行く横須賀線1時間半大事なものを幾つなくした
「もう一度やり直したい」と打ちかけてスワイプして飲むあの日のスミノフ
君が吸う タバコの番号にすらもう 反応するから 多分手遅れ
贈り物 みかんジュース 残り一口 飲みきれないまま 君とはお別れ
吹き上がる地よりの熱気夏盛り記録更新続ける気温
再エネか原子力エネか悩める日激しく進む気候温暖
戻れるかカランコロンと戸を開けて 夏のあの夜の珈琲の香を
昨日から狭いキッチン捜索中容器のフタが見つからなくて
地中から這い出て羽を広げれば儚くもゆる夏のはじまり
初蝉が鳴いて連日鳴く蝉の声を聞き分け夏を楽しむ
葉桜に賑わいもどる蝉時雨しだれ桜の主役交代
友達と通話しながら寝落ちする 幸せひとつ電話機の横
とぼとぼと歩く日傘に蝉時雨薄日差し込む霧雨の街
水弾く今が盛りの雨空に走る竜巻災害多し
じっとりと今を取り巻く空気感ガマンするなと鳴く鳥がいて
目を閉じて篠突く雨は 一村の 南の島のアダン打つ音
思い出を忘れたいつかの夏みたくカプセルのサプリ喉に張り付く
世の中の悪事をわしは許さない匿名仮面がネットを駆ける
紡ぎだす言葉が今日は見えなくて暑さのせいか心のせいか
ビルよりもBIGハムスター街にいてBIGひまわりのタネずんと吐く
ホールケーキあの日の愛のあたたかさあれが命の光となる今
ぐるぐると回る日々の光ささやかに 使い切りシャンプー我を癒やす
今度こそ筆を折るよという君がペンとノートは断捨離できず
受け止めた 気のない返信を 長押しす 知らせたくないと 信号を見る
出来ること愛おしみ自信に老いても明るく生きる
クマゼミの シャーシャー鳴く音 聞こえ出し 朝から喧し 夏本番
気づいても気づかぬふりして道を行く傷つきたくない傷つけたくない
思うほど切なさつのる夕暮れのふたつの影も今はひとつに
路上脇 伸びゆくアザミの棘の葉 刈る者おらず 咲いた紫
ただでさえ 悪い頭が 炎天下 停止音鳴る 思考の回路
雨音に囲まれ耳が塞がれて いっそ心は自由に羽ばたく
君在らば鳴き初む蝉も歌にせむ侘び住む身にはただ煩わし
祭りまで あと何日か 指折りて 浴衣に屋台 楽しみ待つ吾子
明るめの髪のせいかなまた今日も袋はあるかレジで聞かれる
蝉の声止むほど暗き 曇天の帰路の涼風 初秋(しょしゅう)の如し
機種換えてあたふたしてはショップまで即解決にあなたは天使
昨夜(きぞ)の雨止みたる庭にほのぼのと キジバト鳴いて朝が始まる
夏空の決して届かぬ白雲をアイスに代えてレギュラーダブルで
すべらかに未来へ進む水素バス瞳輝く幼(おさな)を乗せて
作業所の道路清掃評価され市、県、国から表彰されし
黒々と濡れた鋪道に散らされた百日紅の花踏まずに歩く
鉾がゆく無病息災念じつつ我ら案ずる 猛暑の曳き手
溺れてく 気づけばわたしは 海の中 泳げぬ羊は 息すらできぬ
初咲きの朝顔朝に見逃して帰りに萎れた花見て気付く
真白なるシーツの海に沈むとき夢のつづきはいつも泡立つ
母からの絵手紙の枠を突き破りきゅうりの緑ぐんと伸びする
水のごと形変えつつ逆らわず流れるように生きていきたい
会いに行く横須賀線1時間半大事なものを幾つなくした
「もう一度やり直したい」と打ちかけてスワイプして飲むあの日のスミノフ
君が吸う タバコの番号にすらもう 反応するから 多分手遅れ
贈り物 みかんジュース 残り一口
飲みきれないまま 君とはお別れ
吹き上がる地よりの熱気夏盛り記録更新続ける気温
再エネか原子力エネか悩める日激しく進む気候温暖
戻れるかカランコロンと戸を開けて
夏のあの夜の珈琲の香を
昨日から狭いキッチン捜索中容器のフタが見つからなくて
地中から這い出て羽を広げれば儚くもゆる夏のはじまり
初蝉が鳴いて連日鳴く蝉の声を聞き分け夏を楽しむ
葉桜に賑わいもどる蝉時雨しだれ桜の主役交代
友達と通話しながら寝落ちする
幸せひとつ電話機の横
とぼとぼと歩く日傘に蝉時雨薄日差し込む霧雨の街
水弾く今が盛りの雨空に走る竜巻災害多し
じっとりと今を取り巻く空気感ガマンするなと鳴く鳥がいて
目を閉じて篠突く雨は 一村の
南の島のアダン打つ音
思い出を忘れたいつかの夏みたくカプセルのサプリ喉に張り付く
世の中の悪事をわしは許さない匿名仮面がネットを駆ける
紡ぎだす言葉が今日は見えなくて暑さのせいか心のせいか
ビルよりもBIGハムスター街にいてBIGひまわりのタネずんと吐く
ホールケーキあの日の愛のあたたかさあれが命の光となる今
ぐるぐると回る日々の光ささやかに 使い切りシャンプー我を癒やす
今度こそ筆を折るよという君がペンとノートは断捨離できず
受け止めた 気のない返信を 長押しす
知らせたくないと 信号を見る
出来ること愛おしみ自信に老いても明るく生きる
クマゼミの シャーシャー鳴く音 聞こえ出し
朝から喧し 夏本番
気づいても気づかぬふりして道を行く傷つきたくない傷つけたくない
思うほど切なさつのる夕暮れのふたつの影も今はひとつに
路上脇 伸びゆくアザミの棘の葉
刈る者おらず 咲いた紫
ただでさえ 悪い頭が 炎天下 停止音鳴る 思考の回路
雨音に囲まれ耳が塞がれて
いっそ心は自由に羽ばたく
君在らば鳴き初む蝉も歌にせむ侘び住む身にはただ煩わし
祭りまで あと何日か 指折りて
浴衣に屋台 楽しみ待つ吾子
明るめの髪のせいかなまた今日も袋はあるかレジで聞かれる
蝉の声止むほど暗き 曇天の帰路の涼風 初秋(しょしゅう)の如し
機種換えてあたふたしてはショップまで即解決にあなたは天使
昨夜(きぞ)の雨止みたる庭にほのぼのと
キジバト鳴いて朝が始まる
夏空の決して届かぬ白雲をアイスに代えてレギュラーダブルで
すべらかに未来へ進む水素バス瞳輝く幼(おさな)を乗せて
作業所の道路清掃評価され市、県、国から表彰されし
黒々と濡れた鋪道に散らされた百日紅の花踏まずに歩く
鉾がゆく無病息災念じつつ我ら案ずる
猛暑の曳き手
溺れてく 気づけばわたしは 海の中
泳げぬ羊は 息すらできぬ
初咲きの朝顔朝に見逃して帰りに萎れた花見て気付く
真白なるシーツの海に沈むとき夢のつづきはいつも泡立つ
母からの絵手紙の枠を突き破りきゅうりの緑ぐんと伸びする
水のごと形変えつつ逆らわず流れるように生きていきたい