謎解きの 最終章に 残る問い 聞けぬ思いを 誰かしらんか
題『終』 にて
満天の星 こぼれ落ちそで 手を出せば ひとかけくらい 受けれぬものか
題『星』 にて
柔らかき 色をまといて 歩く街 心躍れや 「私」を解いて
題『色を読み込んで』 にて
うっかりと 手繰り寄せた 過ぎた日を 戻せぬままに 本棚の隅に
題『本』 にて
夫婦旅 離発着が 無事なれば 乱気流さえ 思い出に変え
題『夫婦』 にて
手放した 執着ひとつ 風にのり 朱色の夢想花 見届けるよう
題『風』 にて
大人女子 集いて楽しや メキシカン スパイス効かせた 料理と会話で
題『話』 にて
肩書を 演じるように 部長職 続けてみても ミスキャスト
題『職業詠』 にて
コンビニの 入口陣取る 野良犬を 気にも留めない 微笑みの国
題『犬』 にて
街角に 咲き競う花 鮮やかに マウント取らぬ 品格ありて
題『街・町』 にて
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