見上げたら星がチカッと瞬いて会いたいひとに気づいてしまった
題『ささやか(テーマ詠)』 にて
すれちがうふたりの視覚は伏せられてそれぞれの秋は色付いてゆく
題『色』 にて
みっしりと重なる花びら、好きなのにラナンキュラスに息ができない
題『重』 にて
さみしくないエビはこの世にいるんですかそんなに孤独な背中を見せて
題『自由詠』 にて
語らえば過去はやわらかくなって生前葬のようなお茶会
題『生』 にて
ワンルームこんなにも広かったっけ陽射しの踊る引越しの朝
題『部屋(テーマ詠)』 にて
星の尾のながながしこと後朝の細りたる灯と地平を眺む
題『朝』 にて
書き出しで戸惑うような告白もあなたの胸に届けばいいな
題『書』 にて
かなしみは火球くらいがちょうどいいわたしたちずっと火球だったね
題『きっかけ(テーマ詠)』 にて
好きなものの話をしようよ始まりを思い出したら光りだす街
題『きっかけ(テーマ詠)』 にて
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