澄水

折り畳み傘畳むのが下手くそで街の人にはなかなか成れぬ

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パパ猫

病院の待合ロビーは窓からの弱光ほのか待つ人を照らし

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うたちゃん

人生をそのためだけにかけた人 花も草木も尊い命

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平見翠玉

思い出す幼い日々をこの胸に家族の痛み他人には解らぬ

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うたちゃん

飛べぬけど守ってくれる人有りて 蝶々幸せ噛みしめるよう

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澄水

仄暗きつげ義春を読んでから無能の人に我はなりたい

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澄水

梅雨入りの雨降りつづく蒸し暑さ月子と二人ラジオ聴いてる

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宵闇

珈琲の芳香を夜に置いておく静かに一人飲み下せるため

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二人静

月見草黄昏時に咲き揃う名付けた人の風雅を思う

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二人静

黄昏時に咲き揃う名付けた人の風雅を思う

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