パパ猫

歩き来る夫人は歩を止めうつむいた三秒の理由を知りたくもあり

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澄水

瀬戸内のしまなみ海道歩きゆく檸檬の花の咲ける頃にや

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澄水

どうしょうもない澄水真っ直ぐに歩くしかない月子支える

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パパ猫

彼岸へと続くこの道歩き来て喜怒哀楽も夕陽の色に

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宵闇

“当たり前”押しつけ嗤う空虚さがあなたの答え無視して歩く

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ゆあ

求めてるものも分からず歩きつつ彼方の光やはり眩しく

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みゆきち

顎を上げ大きな歩幅で歩いてく 辛いなんぞと言ってやらない

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パパ猫

木漏れ日の坂をぐんぐん登ってく君は自分の道を歩き始めた

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澄水

月満ちて菖蒲も咲いて月子さん歩く姿の美しさかな

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パパ猫

ただ生きて目立つことなく地味な道まじめに歩くオヤジは素敵

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