平見翠玉

この道を歩いて来た人もう来ることはない千代に八千代に別れ

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呂尚

白い紙色付く頃には整理され再び歩む修羅の道

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恋子

背伸びして秋を吸い込むさあ散歩野路の花見にちょっと寄り道を

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eri

仕事終え歩いて帰る私だけのマジックアワー美術館

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田中タクシー

陽春に新緑もゆる桜坂ピンクの絨毯踏み締め歩く

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田中タクシー

陽春に新緑ももゆる桜坂ピンクの絨毯踏み締め歩く

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いとう秋

送り火に達者で暮らせと涙雨 誰も通らぬ道を歩みて

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恋子

ぶらぶらと秋まだ浅き古都訪ね終わった恋連れ歩く嵯峨野路

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恋子

下駄をはきそぞろそぞろと闊歩する独りよがりの番記者に似て

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平見翠玉

名も知らぬ鳥に導かれ歩く散歩道お前は何処から来た

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