澄水

水ぬるむ魚の影が川の中命の印泳ぎ始める

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はるるあおあお

昼間から酒ばかり飲む牧水の歌はあんまり知らないけれど

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みゆきち

雨水過ぎ 牛ふん堆肥トラクター 春風にのり我をくすぐる

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中原鼠栞

手水舎でぬぐいさらって赤鳥居 礼して去るのだ冬を残して

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はるるあお

酒飲みの友人が言う美味いのは何と言っても酒よりも水

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だいだい

プランターに水をやるのが先だろうそれから聞くよ別れ話を

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澄水

野水仙並んで咲いて合唱隊春の訪れ歌って香る

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麻衣

香水は減りにくいからつらいからおそろいにする勇気がなくて

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中原鼠栞

睫毛に付く水滴、それを息だと笑うそんな春の始まりは

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はるるあお

誰よりも乾いてるのに我に水与えられない いや欲しくない

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