恋子

秋うららお元気ですか秋桜のホラあの日も遠くなりました

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恋子

夏の恋秋の棺に放り込み枯れたドクダミで飾ってあげる

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恋子

夜風にも秋の紛れて軒の鈴寂しくあれば夢もふくらみ

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恋子

花に鳥風に月盗る句詩の秋髪梳く櫛の恋を欲しがる

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晴希

カーテンを膨らませたりしぼませるいたずら好きな秋風の精

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恋子

秋の風街にも冷気粛々と道理を語るものいう株主

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恋子

おはようとだみ声鳴いて朝カラス秋をつつけば目じりに飛び火

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村飯

落つる色恋の期の間に頬染めて朱い音とどけ北風に乗れ

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パパ猫

秋雨のそぼ降る音は寂しくて私のこころ救われている

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恋子

演じれば秋の女のしおらしく恋を愁いて頬杖をつく

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