音

うしめ

枯れ枝の力尽きたる音のあと藪を騒がせそして静寂

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うしめ
澄水

かすかなる蜻蛉の羽音夏の日の風の動きを肌で感じて

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澄水
澄水

音のないラプソディーかな点滅す蛍の舞いの数限りなく

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澄水
パパ猫

雨音を聞きつつ昼寝いいものだ夢で涙の降りそぼつかな

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パパ猫
凜

耳元に響く羽音で眠れない 今年もとうとう 蚊の季節来た

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凜
パパ猫

落雷の音のとどろき人に似て駄目な私は叱られており

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パパ猫
パパ猫

ぽこぽこと心の甕の発酵の待ちわびた音に耳を澄ませる

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パパ猫
恋子

朝餉かい電線音頭のつばくらめ朝から燕尾のおしゃれしてさ

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恋子
梢

そよぐ風ゆらりぬらりと鈴の音か 涼しかれと海見ゆ窓辺

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梢
みゆきち

ゴロゴロとキャリーバッグが遠ざかる　君が帰った。雨音が強くなる。　

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みゆきち
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