澄水

アカシアの白い花房開きけり熊蜂の来て羽音するなら

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恋子

三味の音に柔肌つまむ酒を酌む絹の歯ざわり探る豆の香

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パパ猫

雨音は遠い思い出呼び起こす優しく濡れて私の心

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恋子

目覚ましの春の雨音枕には切なさだけの恋の夢痕

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恋子

春終い告げる雨音窓を打つ田水の波紋名残をとどめず

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咲夜

このごろの桜散りゆく御氷川に神楽音響く祈祷のまつり

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澄水

握手した村主香織は元気かな優しい音色聴かせて欲しい

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すあまラテ

日曜の夜にあっちに帰る君 背中とドアの音と静寂

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恋子

磯の春片貝耳にあててみる恋の足音懺悔の余韻

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パパ猫

あの人はベートーヴェンかモーツァルトか言葉の音符自在に奏でる

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