音

平見翠玉

スマホの着信音昭和の頃には無き音様々ありて

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平見翠玉
パパ猫

虫の音に抱かれて夜に微睡めば心に寄せる秋のさざ波

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パパ猫
澄水

青空は何時か見た空秋の空音楽室の窓から見えた

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澄水
あさ

ビロード状の花弁に弾く水滴は光を受けて音をかなずる

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あさ
平見翠玉

始発列車の音を聞きそれぞれの日が始まる

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平見翠玉
さくら大根

心地よい風に吹かれて舞い落ちる木の葉一命(いちまい)秋の足音

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さくら大根
澄水

虫の音の夜のしじまをペガサスはゆっくりと飛ぶ一晩かけて

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澄水
恋子

日の暮れて恋に遊ばれ文無しのポッケが叫ぶジャラ銭音頭

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恋子
澄水

久方の三日月光る夕暮れに虫の音響く金銀砂子

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澄水
澄水

秋の雨雨音に耳澄ませれば心落ち着く一日となり

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澄水
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