高木はてな

恋でなく空から溢れる白だけが 私の冬を特別にする

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栗花落宵

さくら草 私の恋心(こころ)は 雷(いかずち)に 喰われたままで 喰われたままで

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梅鶏

思春期のサイレンだった 子の声は私の横で低くなってく

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麻衣

泣くわけの主語が君から私へと変わったりする、春遠からじ

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敬称略

明日からクローン技術が流行っても、私はずっと世界に一人

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かたつむり

またどこか私の知らない生活で回送バスのライトが揺れる

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だいだい

「会ってみて」と友に言われた人だからこれが私の価値なのだろう

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今紺しだ

傷だらけで来てくれたのかガラス片を生み出していた私のもとに

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天乃ふみ

私の知、私の糧になった物たちへ私の物のまま死ね

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たろりずむ

地味グループの男子の私服が地味ながらに加瀬亮の部屋着っぽくて良かった

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