老

恋子

釣り糸を垂れてうたた寝老い独り浮浪雲ありカモメも一羽

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恋子
宵闇

すうと草の老樹の枝に芽生えつつ命をつなぐリレーみたいだ

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宵闇
恋子

まだ恋を生きた証と窓伝う滴のように老いも刹那と

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恋子
恋子

胸焦がれ尖った炎も老いのきて丸みを帯びて恋のともし火

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恋子
平見翠玉

親との葛藤あれど今はただ老親を受け入れ慈しみたい

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平見翠玉
澄水

念仏は老少善悪選ばれず弥陀の本願妨ぐ悪なし(第一条)

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澄水
澄水

念仏は老少善悪選ばれずただ本願に打ち任すべし(嘆異抄　第一条)

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澄水
澄水

念仏は老抄

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澄水
恋子

つかの間を演じてうれしあで姿棚の異界老いの藤娘

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恋子
杏鈴

下向くと 目を塞いでくる 老髪を 前を向こうと 軽くして

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杏鈴
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