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艶歌。演歌。

まどろめば秋の夢路のしっぽりとあれはいつの日艶歌のようで

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投票の多い作品

10

題『色を読み込んで』

プリズムで色なき心透過させ七つの色を手に入れる朝

10

題『空』

ふと窓に映った空に目をやると流れる雲が心連れ出す

9

題『切』

生まれ来る赤子の服のタグを切る優しき君はとっくに母よ

9

題『一』

「淋しいな」ポロリこぼれる一人言寒い部屋には聞く人もなく

9

題『痛』

みな違う痛みを抱え生きている幸せそうな顔をしながら

7

題『切』

切なくて眠れぬ夜は思い出を　ゆりかごにして少しまどろむ

7

題『遠』

沈む日の早きをおもうこの夕べ暑さの記憶はすでに遠のき

7

題『色を読み込んで』

濃い黒と深い紺との境目を彷徨いながら畳む靴下

7

題『色を読み込んで』

枝先に薄茶の枯葉ゆらゆらとどこに手招く夕暮れの時

7

題『空』

ジャムの香のかすかに残る空き瓶に　コスモス挿して秋を愉しむ

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