芽

澄水

たらの芽は高級だぞと聞いていて天麩羅喰へば春の目出たさ

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澄水
Hama

伸びゆく芽 うつむく我に ささやきぬ 空を仰いで 生きよ生きよと

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Hama
澄水

木の芽時山椒の葉を叩いては押し鮨作る鰆を乗せて

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澄水
めるへん

サバンナのキリンの欠伸のびのびと満足そうに木の芽を食す

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めるへん
澄水

松の花松の芽伸びる季節には松風の吹く涼しくもあり

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澄水
宵闇

すうと草の老樹の枝に芽生えつつ命をつなぐリレーみたいだ

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宵闇
めるへん

丁寧に育てて伸ばす小さき芽やがて数多の生命の実る

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めるへん
恋子

秒針も季移り知らす音を変え芽吹き息吹の確かを刻み

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恋子
みゆきち

ひとつだけ発芽遅れたいんげんを恵みの穀雨優しく起こす

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みゆきち
みゆきち

赤芽垣木香薔薇の帰り道　そうだごはんはオムライスにしよう

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みゆきち
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