秋鵠空(さとあき)

神楽坂宵の雨そこ葉もふるふ 裳は濃染めあの日よ傘落花

1
クルクルバニー

幸せは 天から落ちる 雨の如 ぽたぽたと降り ざあざあと降る

0
秋鵠空(さとあき)

麹町の石垣遠き外の午後の疾き雨音(オト)聞かし命益し 雨後

1
クルクルバニー

しとしとと 雨が天から 降るように 苦難はいつも 滴り落ちる

0
袴田朱夏

散文では逃してしまう 雨の日にチーズケーキを焼くあたたかさ

0
袴田朱夏

花 慈雨の手は昼下がり沐した詩 曇りが去る日、果ての氏名は

1
秋鵠空(さとあき)

雲送る岳(タケ)包み雨 問ひのみの一目編みつつ気怠く重く

3
バ先の傘

大雨はラッキーチャンス!チャリ乗って 歌うぜおれのアンダー・ザ・シー!

0
梅鶏

母の手で切られた髪が新聞の上で乾いた雨音になる

0
テルメ

桜雨風情もなにも巷では値上げラッシュのワード飛び交う

0