恋野つづる

恋野つづる

鳴き方を教えた鳥に飛び方を教わる祖母がゆく空彼方

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恋野つづる

「こちら側のどこからでも切れます」のそちら側から君は切ったね

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恋野つづる

雲と雲 ほつれた空を縫うように青いカンバス翔けるジェット機

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恋野つづる

「夏」の字を抱えて生きた貴方が言う 「冬のおでんがいちばん美味い」

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恋野つづる

君が住む町の名前は紫町 僕にはここがみずいろに見える

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恋野つづる

記名のない上履きを履く足りなさで部屋を出てゆく朝が来たから

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恋野つづる

一斤の直方体を切り分けて 切り分けただけ来てしまう朝

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