パパ猫

初デート最後の一周は手を繋ぐ覚悟どきどきスケートリンク

いい匂い！昼寝に落ちる寸前に風が運んだホットケーキ

まどろみに思い出行きの電車乗る降りたくない駅やり過ごしてる

人生は一寸先は闇だけど塞翁が馬これもほんとう

あの日まで時間の流れをさかのぼる鏡の中の時計の秒針

昼と夜は正反対のものだから朝焼け夕焼け優しく繋ぐ

水色の空に雲だけ茜色ひと時だけの奇跡に見とれ

カルメ焼きひとつを買ってはんぶんこかわいい恋の遠い祭りの

ゆりかもめの居なくなった臨界を同じ名前のモノレールがゆく

君の飲むラムネの瓶のビー玉がカランと鳴って夏の到来

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