
澄水


あんた方一生終わるこのままで結局誰も認めてくれず(上城義徳 幸子)

結局は只の子飼いで歯向かわぬ犬すり寄っておこぼれもらう(上城義徳 幸子)

そうやって先生方に使われて一生終わる憐れな子飼いや(上城義徳 幸子)

子は親の鏡と言うで正確にあんたの姿写してあげた

あなた方親になれぬは理由ある今だに只野の子飼いだからだ(上城義徳 幸子)

辻の子飼い今宮本の子飼いです昔はあなた要の子飼い(上城義徳)

その昔一族だった人々の骸が並ぶ寒い春かな(上城家 久保家 ご両家の皆さんへ)

あなた方只の妖怪ぬらりひょん地獄へ落ちる程の事無し(上城義徳 幸子)
