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金色の一面波打つ麦の穂をただただじっと眺めてたんだ
嫌なこと31字につめこんで 空へとはなつ、これでさよなら
過去からの精神的なお引越し 今ごろ誰かと笑っているから
ああいやだ イヤホンしながら街歩く 原因は自分にもあるなと気づく
朝のうちまだ新しい今日だった金のお盆に煩悩並べて
わすれてた念力持ち出し街にゐでまづは信号を青にしてみる
軒先にスワローが来てハローと言う飛び立つ前の小さな家で
教会にパイプオルガン鳴り響き体の芯が空っぽとなる
ハナミズキとモッコウバラをパラソルに雨蛙色の小型車休む
人ごみを避けて通りし裏道に静かに夕餉の音が響けり
侘び寂びを貰い受けよう蕨餅わがまま笑って喉越しするり
君はもう子どもじゃないと気づく春わた毛失くして揺れるたんぽぽ
ネモフィラは風に揺れつつ自分らも空の一部と思っている青
江戸家から鶏(とり)の声習い寄席小屋が無秩序に鳴く鶏小屋と化す
食卓のコップに挿したシンピジューム「きれい」を糸口止まぬひとり言
金色の一面波打つ麦の穂をただただじっと眺めてたんだ
嫌なこと31字につめこんで
空へとはなつ、これでさよなら
過去からの精神的なお引越し
今ごろ誰かと笑っているから
ああいやだ イヤホンしながら街歩く
原因は自分にもあるなと気づく
朝のうちまだ新しい今日だった金のお盆に煩悩並べて
わすれてた念力持ち出し街にゐでまづは信号を青にしてみる
軒先にスワローが来てハローと言う飛び立つ前の小さな家で
教会にパイプオルガン鳴り響き体の芯が空っぽとなる
ハナミズキとモッコウバラをパラソルに雨蛙色の小型車休む
人ごみを避けて通りし裏道に静かに夕餉の音が響けり
侘び寂びを貰い受けよう蕨餅わがまま笑って喉越しするり
君はもう子どもじゃないと気づく春わた毛失くして揺れるたんぽぽ
ネモフィラは風に揺れつつ自分らも空の一部と思っている青
江戸家から鶏(とり)の声習い寄席小屋が無秩序に鳴く鶏小屋と化す
食卓のコップに挿したシンピジューム「きれい」を糸口止まぬひとり言