・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
昼間から玄関先にただ座るおじさんたちと目が合うのです
たぶん今最高潮のところだろう甘い匂いが漂うペン先
私のつま先に紅色塗る子 頬流れる汗星のように
夏草のこの先秋としょぼくれてせめてと虫の褥と憚り
先ずは夢いくつになっても叶うよにポジティブワード口癖にして
今日の先まで歌響く心の中こたえなくとも晴れ渡り続く
行き先を決めずに飛んでる鳥たちに倣って買った片道切符
ブランコが振れる先へと飛び出せば光は秋へ世界を変える
ごきげんようボクは水先案内人 世界を暴く旅へようこそ
包丁の先をギラリと光らせて青き魚割く稲妻の夜
後先を争いながら駆けてゆく子らの行く手の澄んだ秋空
先々のことを考え個人年金積立る役に立った
人生はやり直せないと聞きました 先に言っといて貰えませんか
夕映の穂先にトンボ枯れ尾花稔る黄金に山の影落ち
切先のわずかなふるえを包みこむ血が流るるを熱いと思ふ
先人の知恵と努力の基に在る我らの生きる今の暮らしは
先頭を行くは苦手な俺だから後ろの方を目立たぬように
先人のものを見る目の豊かさを 辿るほどなお感じ入る吾
あの人が先が潰れてまるくなる鉛筆のように優しくなって
不安だと先の心配ばかりする一人の母を 側でみるだけ
目を凝らす孫の指先一ミリのミントの香り ミント色の蜘蛛よ
秋の宵言葉の切っ先我に向け下らぬ詩ぞ悩めと迫る
少しだけ先に開いた花びらに遠慮して咲く笹百合の花
よけること叶わぬほどの水たまりソロソロ進むつま先立ちで
数十年生け花先生弟子のわれ名字で呼ぶのが自然になりぬ
月よりも星よりも遠いあの人の瞳の先に在るものは何
昼間から玄関先にただ座るおじさんたちと目が合うのです
たぶん今最高潮のところだろう甘い匂いが漂うペン先
私のつま先に紅色塗る子 頬流れる汗星のように
夏草のこの先秋としょぼくれてせめてと虫の褥と憚り
先ずは夢いくつになっても叶うよにポジティブワード口癖にして
今日の先まで歌響く心の中こたえなくとも晴れ渡り続く
行き先を決めずに飛んでる鳥たちに倣って買った片道切符
ブランコが振れる先へと飛び出せば光は秋へ世界を変える
ごきげんようボクは水先案内人 世界を暴く旅へようこそ
包丁の先をギラリと光らせて青き魚割く稲妻の夜
後先を争いながら駆けてゆく子らの行く手の澄んだ秋空
先々のことを考え個人年金積立る役に立った
人生はやり直せないと聞きました
先に言っといて貰えませんか
夕映の穂先にトンボ枯れ尾花稔る黄金に山の影落ち
切先のわずかなふるえを包みこむ血が流るるを熱いと思ふ
先人の知恵と努力の基に在る我らの生きる今の暮らしは
先頭を行くは苦手な俺だから後ろの方を目立たぬように
先人のものを見る目の豊かさを
辿るほどなお感じ入る吾
あの人が先が潰れてまるくなる鉛筆のように優しくなって
不安だと先の心配ばかりする一人の母を
側でみるだけ
目を凝らす孫の指先一ミリのミントの香り
ミント色の蜘蛛よ
秋の宵言葉の切っ先我に向け下らぬ詩ぞ悩めと迫る
少しだけ先に開いた花びらに遠慮して咲く笹百合の花
よけること叶わぬほどの水たまりソロソロ進むつま先立ちで
数十年生け花先生弟子のわれ名字で呼ぶのが自然になりぬ
月よりも星よりも遠いあの人の瞳の先に在るものは何