猛暑にてアイスを三個食べました清涼感と罪悪感と
題『食』 にて
左手が 橋の欄干 触れたとき そっと重なる あなたの右手
題『橋』 にて
濡れながら傘もささずに裏通り こんな日もある泣きたい夜も
題『傘』 にて
あの時に二人見つけた星の名を思い出してよ思い出してよ
題『時』 にて
読みかけて 途中でやめた あの人の 本と栞は 眠ったままで
題『本』 にて
星を見て銀河の話をする人の隣にいるのは誰でしょうか
題『話』 にて
了解です。お気になさらずに。
題『自由詠』 にて
雑踏に誰かが落とした感情が 踏まれて蹴られて風に飛ばされ
題『自由詠』 にて
ブラバンの後輩たちに見送られ半音外す卒業の歌
題『卒』 にて
もしなんて 虚妄世界の 戯言と 空想ふける もう一人の我
題『もし』 にて
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