秋冷に人恋しくて布団干し豊水むきて君に供えん
題『自由詠』 にて
最善の道と思って右の道行けば余りに普通に過ぎて
題『最』 にて
独り身は気楽なものと思うけど何か足りない君が足りない
題『足』 にて
野や山で生き生き遊ぶ童らは最早昭和の化石と言うか
題『生』 にて
部屋の中にごみや埃が溜まるように幸せいっぱい溜まるといいな
題『部屋(テーマ詠)』 にて
朝刊は今夜の月で盛り上がりお供は団子かハンバーガーか
題『朝』 にて
スイスイとひらがな書いて飛ぶ燕つの字のの字とあれはくの字か
題『書』 にて
難しく考えなくていいんだね話し言葉の歌に出会えて
題『きっかけ(テーマ詠)』 にて
一面にはびこる草の逞しさ 挑む我らも気合いを込める
題『一』 にて
名月にかかる薄雲目ざわりて穂すすき束ねサッと一掃き
題『自由詠』 にて
コメントをもっと読み込む