心折れ 突如帰りし 実家にて 心にしみた 母の唐揚げ
題『母』 にて
じんわりと おでんの味が しみわたる 体温もる 冬の醍醐味
題『温・暖』 にて
冷え切った 手と手を重ね お互いに 温め合って 心も温もる
題『温・暖』 にて
小春日の 暖かな陽に 包まれて 一時ながら 心ほころぶ
題『温・暖』 にて
泣き虫で ことある度に 泣いてきた 涙溢して また立ち上がる
題『泣』 にて
泣かぬから 泣かせなければ 救われて 仮死で生まれし 吾生きている
題『泣』 にて
それありか!?「離婚したっていいじゃない、結婚しなさい」それで良かった。
題『離』 にて
思いがけず 触れてしまったお互いの 手と手繫げず 視線も彷徨う
題『触』 にて
来世へ旅立つあなたが着た寿衣は あの日あなたへ贈ったスーツ
題『着』 にて
艶やかな 十二単を 着たい吾子 生地を羽織りて 平安ごっこ
題『着』 にて
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