澄水

暗闇を引き裂いて啼く時鳥月子と二人抱きあって聴く

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哀しみを五七の池に投げ入れて広がる波紋一人眺める

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外国人

あいうえお上の二つを文字にして渡したい人いるのね君に

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うしめ

もしかして彼の人かなと思えども声かけられず日照雨に濡れる

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臼井真皓

四季分ける風をせーので飛び越える 二人の顔はなんか似てきた

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梅鶏

くじら屋の奥ではにかむあの人に「あんちゃんいいね」と言われる日 来い

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パパ猫

人生のひとつ間違いないことは胸の鼓動の命あること

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麻衣

月食のようにつかの間人生が交わっただけ二度はない日々

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こども産む他人をこの世に放出しその責任をこれから問われる

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外国人

日本人日本語操り詩を作る五七に季節と心当て嵌め

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