文

澄水

歌止めぬ色々な事あるけれど三十一文字の自由を我に

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澄水
うしめ

縦書きのメモ笑われて事務員に日本文化をくどくどと言う

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うしめ
満月しじま

伊右衛門のペットボトルの底にある「おおきに」の文字　キャップを開けた

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満月しじま
だいだい

峠から転がるように下りてゆく縄文杉を撮ってしまえば

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だいだい
パパ猫

文明を作ったはずの人間が制御できずに流されていく

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パパ猫
ふゆねこ

短冊の雨に打たれて霞む文字叶わぬ恋と知っているけど

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ふゆねこ
恋子

滾るもの身体の奥の恋深くひと文字書けばすなわちあなた

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恋子
恋子

短冊に恋とひと文字願いごとルージュで記しため息吐息

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恋子
サルトビ

注文の 遅れし配達 対処する その素早さの 清々しさよ

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サルトビ
サルトビ

ウクライナ 古文書修復 阿波の紙 歴史守らん 涙が光る

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サルトビ
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