平見翠玉

生殖の果たせぬ思い振り払い群青の空仰ぎ見る

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めるへん

澄みきって眩し過ぎます秋の空木犀の香はさわさわと揺れ

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めるへん

いつの間に燕の姿消え去って青き空には赤とんぼ群れ

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恋子

秋彼岸空席のままの指定席老いて盛ん此岸の未練

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恋子

たまゆらの古人を騙り大和路の時空に触れて不知を恥じ入る

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パパ猫

夕暮れの藍の空には細い月 儚く沈む輝き見惚れ

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ひるね

年数え ズレた空白 埋めたくて 焦って本を 買い漁る夜

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行雲流水 破調編

いにしえの まほろばの里 巡礼者 古代紫 黎明の空 154

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行雲流水 破調編

あの空を 何処かで観てる 気がしてる この短歌詠む 人、想いながら 153

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行雲流水 破調編

無限なり みそひと文字の 輝きは 埋もれること無く 時空を超える 151

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