みゆきち みゆきち
みゆきち
みゆきち 今は亡き人の面影空(くう)に見て現(うつつ)に語る満面の笑み
みゆきち そのキャベツむさぼり食うほどおいしいの?わたしの分は残せアオムシ
みゆきち 休みの日くらいはゆっくりなさいなと週末ごとの雨の優しさ
みゆきち そらのひと 薔薇のポプリを作りましょうか あなたのものにはかなわぬけれど
みゆきち 街角の小さな公園 できるかな 翼広げたグラスホッパー
みゆきち 明け方に遠い昔の夢をみる 平気なふりはうまくなったよ
みゆきち 顎を上げ大きな歩幅で歩いてく 辛いなんぞと言ってやらない
みゆきち 雨上がり 土黒々と 草いきれ 澄んだ風ふく皐月の原に
みゆきち 