まちこ

まちこ

これまでの恋を滑走路にしてわたしはあなたへと飛び立ってゆく

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まちこ

夏の海あなたに告げるさよならが寄せては返す波のいたづら

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まちこ

愛なんてただの言葉と思ってたあなたに出会うこの夏までは

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まちこ

君が待つはつふゆの窓を開けに行く孤独への近道だと知らずに

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まちこ

ふるさとで私は今年も歳をとるこの町を去った君をなぞって

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まちこ

カギはポストに入れときますおはようの代わりのさよなら置いていきます

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まちこ

派手な色をどんどん重ねて最後には真っ黒になってしまった生活

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まちこ

喩えようのないものが世界にはあってそれは喩えなくてもいいもの

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まちこ

喩えようのないないものが世界にはあってそれは喩えなくてもいいもの

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まちこ

透明なものに味などあるのか真夜中にひとり窓を舐めてる

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