一色凛夏

あなたからもらう奇跡を一筋の光と思うレナードの朝

友人の子育て論を聞きながらショートケーキの地層を崩す

委員会活動でしか話さない先生だけどとても優しい

パーティーじゃないのにパーティー開けをして反射している光を見てた

眠れずに聴いたラジオで新顔のハガキ職人切れ味が良く

いつまでも君に朝日を見てしまう胸三寸の小さな海で

同情を引くまでもなくかわいそうだと思われて　それがくやしい

「両親の影響です」と後輩の車でかかるZARD聴く夜

重箱の隅をつつけばそれぞれの考え方が溢れる会議

好きな人できたんですね爪先をきらきらさせて君は微笑む

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