ヒマワリのミサイル見つけ首を振る砲弾耕す君が聖地
題『君』 にて
きみ抱けば乳をまさぐる様子してなんの名残かおとこの迷路
題『君』 にて
青空に真白きかもめよく似合う夜明けのカラス海にあこがれ
題『白』 にて
それらしき言葉を置いて歌詠みの行間の無きただ青二才
題『ただ』 にて
幼子を老いが手を引く夏越かな問わず語りの夏の風物
題『自由詠』 にて
あじさいや恋の情けの通りゃんせ女一人に心のあまた
題『自由詠』 にて
朝顔の思わせぶりの見送りの照れた背中に小さく振る手
題『自由詠』 にて
背伸びして爪先立った中二病大人の恋に憧れ萎れ
題『爪』 にて
雨が好きあなたの心の置き傘で恋の自慢を行き交う人に
題『傘』 にて
西日射すここ一か所の畳の目擦りきり映えて秒針の音
題『ひとり暮らし(テーマ詠)』 にて
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