春隣り恋に焦がれて文字踊る 冴えて悲しい別れの季節
題『踊』 にて
春泥も希望とほほ笑む雪割草 冬にさよならささやかな宴
題『雪』 にて
なにげない文字を連ねて手紙書き ほどいてほしい行間の恋
題『手紙』 にて
麦わらの帽子のお下げまぶしくて 恋の汗かく君の横顔
題『顔』 にて
しわぶけば放哉の咳心打つ 老いを重ねて悟れば涅槃
題『咳』 にて
ひなたぼこ夢の手枕砂時計 恋は無邪気に梅の香漂う
題『自由詠』 にて
温かき恋の初風ざわついて 春泥見ればわが身と憂い
題『温』 にて
盤上の歩に重ねて俺を見る 老いて久しきト金憚る
題『歩』 にて
くちびるにそっとゆびを当てさよならと おもいでひとつ恋の止まり木
題『止』 にて
ぶらんこが老いをのっけてゆれてます 公園に聞く過去問の解
題『公園』 にて
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