黒髪を古風だろうか染めもせず艶をほどけばみどりとぞなん
題『みどり・緑』 にて
帰省して朋と語らん墓前にて俺も予約だ黄泉の宴会
題『語』 にて
語るほど薄っぺらになるヒトの居て地位と金の濃さが嘲笑う
題『語』 にて
団塊に君は昭和を知ってるかと歴史が問えば俯くだろう
題『昭和』 にて
カピカピの袖口飾る鼻垂れの前だけ見つめた昭和の勲章
題『昭和』 にて
五十円そんなおやつの遠足にバナナはおやつかと ある昭和
題『遠』 にて
ずいぶんと昭和も遠くなりまして生き絶え絶えの団塊世代
題『遠』 にて
恋をすりゃ透明人間なりたくてあの手この手の青春化学
題『透明』 にて
畦道を家路と称し帰り道新世界と言う希望の昭和
題『家』 にて
青春はベッドの下の本棚に母公認の秘密基地
題『本』 にて
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