またいつか会えると信じ野の花は咲いているんだ二人のために
題『また』 にて
亡き母に書いた手紙は出せぬまま捨てられないまま五年目の冬
題『紙』 にて
あの月を君も何処かで見ていると信じているから生きていける
題『夜(テーマ詠)』 にて
あの人の見つめる先に在るものは星より遠い彼 (か) の人の影
題『夜(テーマ詠)』 にて
指と指 絡ませ歩いた 眼鏡橋 別れが来るとは 思いもせずに
題『眼鏡(テーマ詠)』 にて
あの日には もう戻れない 眼鏡橋 東と西へ 双円の影
題『眼鏡(テーマ詠)』 にて
次に来る電車で帰るあの人を引き止められずベルが鳴く夜
題『次』 にて
フルートで最初にラの音出た時は嬉しかったな十三の春
題『楽器(テーマ詠)』 にて
君が蹴る波打ち際のその思い 二度と戻らぬ青春の煌 (キラ)
題『波』 にて
澄み渡る水面に映る逆さ富士 夏の姿で雪を頂く
題『逆』 にて
コメントをもっと読み込む