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白百合エイカ
白百合エイカ
11 days ago

紅葉狩り 散り落ちる紅葉 自ずから 我が恋心 諦められぬ

明日の自分
明日の自分
12 days ago

父母眠る秋めく寺の鐘の音に懐かしき声重ねてしのぶ

明日の自分
明日の自分
12 days ago

父母眠る秋めく寺のコスモスがゆらゆら揺れて我を迎える

伊東美晴
伊東美晴
13 days ago

秋風は一点物の今日の風セーターの中君を誘った

岡正
岡正
14 days ago

寒暖差なめて上衣を着ずに出て昨日の今日で寒さに震え

混沌バグ
混沌バグ
15 days ago

坂道へ溶けにいこうよ秋の陽の下で滅びる恋の生贄

岡正
岡正
15 days ago

半袖の肌寒さに震えたせいかブタクサなのか嚔(くしゃみ)が一つ

笑みコロ
笑みコロ
16 days ago

こんなにも時計の音がくっきりと聞こえる夜にサクッと林檎を

笑みコロ
笑みコロ
16 days ago

肘ついて眺める車窓稲穂波
カタコン揺れて秋へと進む

Souka
Souka
17 days ago

ひとりで父の墓参り来れぬ母の分焼香する秋彼岸

恋子
恋子
17 days ago

里芋を煮っころがして母の忌にもうひと味の形見を探す

恋子
恋子
17 days ago

洗顔に温水求めダイヤルを白露を訊けば老いの日めくり

恋子
恋子
17 days ago

墓参り道案内の赤とんぼ墓洗う手にやわき陽射し

恋子
恋子
17 days ago

ツバメ去り朝はカラスのドスの声ガラリと風のシーズン介護

恋子
恋子
17 days ago

はぐれ者クラスで浮いてのけ者に君らは紅葉俺草紅葉

Woodstock
Woodstock
17 days ago

彼岸過ぎ秋の気配の訪れに
つい寝過ごして駅まで走る

恋子
恋子
17 days ago

あのひとは誰だったのかな遠い日のこれも花かと笑った吾亦紅

高木
高木
17 days ago

腕包む半年ぶりの袖の温さを玄関前で抱きしめてみる

恋子
恋子
17 days ago

冗談に君は目を伏せごめんねとないしょの話に夜長の涙

恋子
恋子
17 days ago

文庫本一冊ほどの良夜にて枕を背にし活字と遊ぶ

恋子
恋子
17 days ago

ゆび絡め二人の世界黄銀杏の言葉いらない恋の道行き

笑みコロ
笑みコロ
17 days ago

さらそよりほてったつまさき夜風うけさらにとぶよにこころ沸きたつ

銀八
銀八
18 days ago

名ばかりの
狂う季節に夏のまま
名月昇り風を待つ夜

奥村夫子
奥村夫子
18 days ago

来る去るの気配で終わるまぼろしな秋を探してそして待ってる

恋子
恋子
18 days ago

故郷は遠いですよと笑う君でも知りたいな初恋の落ち葉の頃を

岡正
岡正
18 days ago

薄紅の 花を咲かせた ハナミズキ 今は紅色に 葉を染める秋

岡正
岡正
18 days ago

炊きたての 新米薫る 食卓に 秋刀魚もあれば 秋の訪れ

岡正
岡正
18 days ago

シャワー浴だけで済ませた頃去りし湯舟の温もり恋しい秋よ

かよ
かよ
18 days ago

秋風は見えないけれど香るよね ほら今来たとおませな孫は

舞茸バターセウユ
舞茸バターセウユ
18 days ago

待ちわびたとっておきの秋服を
褒めてくれるまだ半袖の君

天野まどか
天野まどか
18 days ago

回廊を巡るごとくに秋風は街路隈なく吹き抜けてゆく

天野まどか
天野まどか
18 days ago

秋の空見上げて息を吸い込めば胸の中まで蒼くなりゆく

天野まどか
天野まどか
18 days ago

透きとおる秋の靴音冷え冷えと駅への道を急ぎゆく朝

翠玉
翠玉
18 days ago

手押し車押す母と共に墓参り行く秋の彼岸の入り

土村遠香
土村遠香
18 days ago

立ちどまり雨と鼓動を聴いている秋桜が揺れ母からの電話

めるへん
めるへん
18 days ago

ようやくに人の恋しき季(とき)となりあなたに会いに行こう着替えて

くう。
くう。
18 days ago

秋風に ゆらりとひとつ 音を乗せ
聞き手の耳は 甘く悲しく。

慈雨
慈雨
18 days ago

風涼し秋のログインボーナスを浴びて歩けりエアコンねむれ

しまろく
しまろく
18 days ago

凛とした風に載せられ木犀の香りが来れば実りの季節

かよ
かよ
18 days ago

秋彼岸しょっぱくなったお供えの母の手作りおはぎを喰らう

ノリコ
ノリコ
18 days ago

ゆらゆらと揺れるコスモス秋風似合う
庭中広がりくすくす笑う

ノリコ
ノリコ
18 days ago

新米を頂きて栗ご飯炊く老うことは
何でも急く秋

澪子ぶたぶた
澪子ぶたぶた
18 days ago

バイロンの詩集を函にしまいつつ虫の音を聴く夜の図書室

行雲流水
行雲流水
18 days ago

秋の空 忘れられない名が浮かぶ 元カノでもない友達でもない

アルパカ
アルパカ
Reply to  行雲流水
17 days ago

定型に収めて音数を大事にする、分かち書きをやめる、言葉の選び方、このあたりを改善すると良くなるのではないでしょうか。
言葉選びですが、「元カノ」は色々と言い換えが可能だと思います。好きだった人、名前を呼びあった人、一緒に暮らした人‥。突き詰めて解像度を上げることが短歌の醍醐味だと思います。

行雲流水
行雲流水
Reply to  アルパカ
17 days ago

アルパカさん、相変わらず鋭いですね。
1,最近は、定型に収めなくて、いいんじゃないかと思っています。
2,分かち書きは、五七五七七の
  後ろと頭に漢字が重なると、敢えて分かち書きにしています。
3,「元カノ」は最初は「彼女」で詠んでいましたが
  あえて今の形にしました。
4,「忘れられない名が浮かぶ」も「忘れられない顔が浮かぶ」から
  あえて今の形にしました。
  気分の問題でこういう歌になりました。
  これからもよろしく、感想をお願いします。

蒼鷺
蒼鷺
18 days ago

秋風がかさりと揺らす蟷螂の光なき目に映る青空

ひめか
ひめか
18 days ago

まつたけに柿栗秋刀魚美味しくて体重ちょっと増加が辛い

ゆう
ゆう
18 days ago

あんなにも暑かった夏彼岸過ぎ空気も澄んで秋の足音

岡正
岡正
18 days ago

エアコンを 毎晩点けた 熱帯夜 解放的な 秋の訪れ

岡正
岡正
18 days ago

気がつけば蝉からバトンタッチされ鈴虫たちのBGMに

岡正
岡正
18 days ago

風を浴び半月眺め鈴虫の声聴きながら徒歩十五分