・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
正月料理、一日だけでは食べ切れず、三が日まで続くおせち
実家帰りおせち料理黒豆を箱根駅伝 見ながら食べる
せちがらき浮世のままに初春の破れ畳もおせちの嬉し
初名乗りおせち料理の一品に 牛肉昆布巻き祝いの重に
大好きな きみのは少し多めにね おせちの具材は えびと数の子
寿ぎの、チョロギ、ダテマキ、クリキントンあやしさのぞくポケモンに似て
歪みおる伊達巻きのなか蛇を見つ これ幸いと長呂木(ちょろぎ)は紅く
多様性の時代に生きて元旦に静かに食べるレトルトカレー
三段の母の形見の重箱に 今年は節と想い出詰める
重箱の隅にちんまり所在無げ つい箸のばす甘い黒豆
黒豆が好きだったねと言う母がよそうお皿に箸が震えて
父煮しめ母は伊達巻嫁なます おせちのような家族がいいね
お正月おせち料理は作らず母と二人鍋で熱々
兄弟と おせち料理を つまみつつ 駅伝を観て 片手には酒
元旦に 毎年 祖母の家訪ね おせち料理の その時の味
元旦にローストビーフを褒める婿 自慢したい我さえぎる息子
人の家注文おせち勧められ「これはなあに?」と手を付けずいて
間に合わず栗きんとんの手作りが ちょっと悔しく半額を待つ
料亭のおせち待てずに開く晦日 「海老食べたかった」元旦ごねる孫
われ先と箸の伸びたる重箱に 準備の疲れ吹き飛ぶ元日
母の味 真似て三年経つおせち 遠からずとも温もり出せず
おせちには欠かさずに煮る黒豆を こまめにさっさ動きますます
詠草をあなたに見せた 伊達巻は甘すぎるけど評価は辛い
里芋の皮が上手に剝けなくておせち料理の足を引っ張る
重箱のおせち料理をまん中に雑煮の餅の膨らむを待つ
初詣おせち料理とお雑煮と 無神論者のリアリスティック
人生はおせち料理赤青黄 色とりどりでいろいろな味
おせちとは独り暮らしに寂しすぎ伊達巻き一本ガブリ噛み付く
さっきまで栗きんとんは山だった こっちを見ないこたつの息子
正月料理、一日だけでは食べ切れず、三が日まで続くおせち
実家帰りおせち料理黒豆を箱根駅伝
見ながら食べる
せちがらき浮世のままに初春の破れ畳もおせちの嬉し
初名乗りおせち料理の一品に
牛肉昆布巻き祝いの重に
大好きな きみのは少し多めにね
おせちの具材は えびと数の子
寿ぎの、チョロギ、ダテマキ、クリキントンあやしさのぞくポケモンに似て
歪みおる伊達巻きのなか蛇を見つ
これ幸いと長呂木(ちょろぎ)は紅く
多様性の時代に生きて元旦に静かに食べるレトルトカレー
三段の母の形見の重箱に
今年は節と想い出詰める
重箱の隅にちんまり所在無げ つい箸のばす甘い黒豆
黒豆が好きだったねと言う母がよそうお皿に箸が震えて
父煮しめ母は伊達巻嫁なます
おせちのような家族がいいね
お正月おせち料理は作らず母と二人鍋で熱々
兄弟と おせち料理を つまみつつ 駅伝を観て 片手には酒
元旦に 毎年 祖母の家訪ね おせち料理の その時の味
元旦にローストビーフを褒める婿
自慢したい我さえぎる息子
人の家注文おせち勧められ「これはなあに?」と手を付けずいて
間に合わず栗きんとんの手作りが
ちょっと悔しく半額を待つ
料亭のおせち待てずに開く晦日
「海老食べたかった」元旦ごねる孫
われ先と箸の伸びたる重箱に 準備の疲れ吹き飛ぶ元日
母の味 真似て三年経つおせち 遠からずとも温もり出せず
おせちには欠かさずに煮る黒豆を
こまめにさっさ動きますます
詠草をあなたに見せた 伊達巻は甘すぎるけど評価は辛い
里芋の皮が上手に剝けなくておせち料理の足を引っ張る
重箱のおせち料理をまん中に雑煮の餅の膨らむを待つ
初詣おせち料理とお雑煮と 無神論者のリアリスティック
人生はおせち料理赤青黄 色とりどりでいろいろな味
おせちとは独り暮らしに寂しすぎ伊達巻き一本ガブリ噛み付く
さっきまで栗きんとんは山だった こっちを見ないこたつの息子