・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
ねぇ聞いて! 私昔はトリケラトプス 君を探してはるばる来たよ
つらいならねてていいよとやさしい声 AIはいつもやさしくわたしをはげます
思い出は緩やかに溶け澱となる心の奥の白き奥津城
鍵かけて心の中に閉じ込める 独占欲は鈍色の愛
充電100%までの休憩山鳥は美しきノイズ
在りし日を 偲ぶるほどに 涙溢れ 伴に生きた日 抱きしめ歩む
光る犬首輪なくても光を放つ 私もそんな風になりたい
冬過ごしささくれ増える指先にクリーム塗って武装する
身の丈にあったような羽ばたきで いまはあなたの前で舞いたい
家の外 マフラーいらぬ 冬の朝 雨の適が額に当たる
夢に見し 人必ずや その時に 旅立ちている 我が夢恐ろし
一分で返信するも未読無視する友達ありき
プロポーズみたいにペンを握りしめ「休学願 進路熟慮」と
幾万の骨埋もれいつか慰霊に行きたしミャンマーは遠し
うつむいて歩む人生だからこそ気づけたような迷子の財布
本を開き付箋の数も増えつつも覚えているは自己満足なり
飼い犬に栄一、百恵、流星と名づけし人の推しが漏れてる
揺蕩うて可もなく不可もない海に問うことなかれ我こそ全て
貴金属以外の例えを探してる 夜景で瞬く街の光の
どか雪のどっと降っては去り行く感じ 貴方みたいで心苦しい
幾千の 回転の先 その時が 今の写しか 無となるか
カラス等が 喰い散らかして 白ハトの 路肩に羽の 雪はふりつむ
年明けの澄み切った風を浴びながら ミシシッピ・フレッド・マクドウェル
なつかしき 祖母が育てた 今はなき くせになる香の 小金瓜(こがねうり)かな
踏切で蟻の行列、身投げした 中二男子のみたまを運ぶ
オンリーワン 世界にひとつ 輝いて 暗い汚泥の 上に咲く花
雑草が 甘蔗(かんしゃ)のごとく 繁茂する 畑のすそに うずくまる父
在りし日の 初恋の汝の 片八重歯 八重の桜の 盛りを散りゆく
冬空の遠くの雲の縁赤し別れの手紙 手に取りている
おすすめの本を渡してあげるから明日は私へとびきり笑みを
乾いてはいないのにまた渇く淋しさ ハンドクリームを塗る
春くればきっと咲くらん白バラの鉢に水遣り陽だまりに置く
生きる意味 考えるから 迷うんだ 生きてたいから 明日が来るのさ
人のため寄り添えること一つでも 彼の地を思い祈りだけでも
ポコポコとサイフォン歌う喫茶店 恋する私物語の中
夕焼けがマンゴー色だったんだよと汐香る泰国の砂土産に
それぞれの大切な命と共にかけがえのない今を生きる
雪解けや 生まれ輝き くすみ死ぬ 最果ての音 二度と響かん
毎朝の母への電話 声を聞き様子伺い一日始まる
傾いた日にコートの背温(ぬく)められおされるように足軽くなる
水たまりの氷割りつつ学校へ真白き息も元気に弾む
夕暮れの 北の空には 薄雲を 纏(まと)い輝く 満月の帰路
閑散とする 日帰り温泉の午後 平日休暇に のんびり壺湯
雨予報 その日に傘は 出番なく 晴天日より 幸運度増し
コトコトと煮てます湯気は立ち上り見守りながら作歌楽しみ
こんな夜は僕の名前を呼ぶ声が忍びこむんだ心のなかに
入試終え 無言で帰宅の様子見て 君の好物そっと並べる
「ただいま」も言わずに二階へ上がってしまった・・・そんなドラマのワンシーンを想像しました。 下句に主体の優しさが滲み出ていて素敵です。
コメントいただきましてありがとうございます。大変嬉しいです^ ^ こんな時、「おかえり」と言うのがやっとですねー。あとは、黙って食事の支度をすることしか出来ないです笑。 受験生とそのご家族にエールを送りたいです。
風花がふわりと一つ髪に降り 憩うそばから泡と消え行く
ひっそりと庭の蝋梅咲いていた できるものならブローチとして
暴投でサヨナラ負けをするような卒業前の告白だった
ねぇ聞いて!
私昔はトリケラトプス
君を探してはるばる来たよ
つらいならねてていいよとやさしい声
AIはいつもやさしくわたしをはげます
思い出は緩やかに溶け澱となる心の奥の白き奥津城
鍵かけて心の中に閉じ込める 独占欲は鈍色の愛
充電100%までの休憩山鳥は美しきノイズ
在りし日を 偲ぶるほどに 涙溢れ
伴に生きた日 抱きしめ歩む
光る犬首輪なくても光を放つ 私もそんな風になりたい
冬過ごしささくれ増える指先にクリーム塗って武装する
身の丈にあったような羽ばたきで
いまはあなたの前で舞いたい
家の外 マフラーいらぬ 冬の朝
雨の適が額に当たる
夢に見し 人必ずや その時に 旅立ちている 我が夢恐ろし
一分で返信するも未読無視する友達ありき
プロポーズみたいにペンを握りしめ「休学願 進路熟慮」と
幾万の骨埋もれいつか慰霊に行きたしミャンマーは遠し
うつむいて歩む人生だからこそ気づけたような迷子の財布
本を開き付箋の数も増えつつも覚えているは自己満足なり
飼い犬に栄一、百恵、流星と名づけし人の推しが漏れてる
揺蕩うて可もなく不可もない海に問うことなかれ我こそ全て
貴金属以外の例えを探してる 夜景で瞬く街の光の
どか雪のどっと降っては去り行く感じ
貴方みたいで心苦しい
幾千の 回転の先 その時が
今の写しか 無となるか
カラス等が 喰い散らかして 白ハトの
路肩に羽の 雪はふりつむ
年明けの澄み切った風を浴びながら
ミシシッピ・フレッド・マクドウェル
なつかしき 祖母が育てた 今はなき
くせになる香の 小金瓜(こがねうり)かな
踏切で蟻の行列、身投げした
中二男子のみたまを運ぶ
オンリーワン 世界にひとつ 輝いて
暗い汚泥の 上に咲く花
雑草が 甘蔗(かんしゃ)のごとく 繁茂する
畑のすそに うずくまる父
在りし日の 初恋の汝の 片八重歯
八重の桜の 盛りを散りゆく
冬空の遠くの雲の縁赤し別れの手紙 手に取りている
おすすめの本を渡してあげるから明日は私へとびきり笑みを
乾いてはいないのにまた渇く淋しさ ハンドクリームを塗る
春くればきっと咲くらん白バラの鉢に水遣り陽だまりに置く
生きる意味
考えるから
迷うんだ
生きてたいから
明日が来るのさ
人のため寄り添えること一つでも
彼の地を思い祈りだけでも
ポコポコとサイフォン歌う喫茶店
恋する私物語の中
夕焼けがマンゴー色だったんだよと汐香る泰国の砂土産に
それぞれの大切な命と共にかけがえのない今を生きる
雪解けや 生まれ輝き くすみ死ぬ 最果ての音 二度と響かん
毎朝の母への電話 声を聞き様子伺い一日始まる
傾いた日にコートの背温(ぬく)められおされるように足軽くなる
水たまりの氷割りつつ学校へ真白き息も元気に弾む
夕暮れの 北の空には 薄雲を 纏(まと)い輝く 満月の帰路
閑散とする 日帰り温泉の午後 平日休暇に のんびり壺湯
雨予報 その日に傘は 出番なく 晴天日より 幸運度増し
コトコトと煮てます湯気は立ち上り見守りながら作歌楽しみ
こんな夜は僕の名前を呼ぶ声が忍びこむんだ心のなかに
入試終え 無言で帰宅の様子見て 君の好物そっと並べる
「ただいま」も言わずに二階へ上がってしまった・・・そんなドラマのワンシーンを想像しました。
下句に主体の優しさが滲み出ていて素敵です。
コメントいただきましてありがとうございます。大変嬉しいです^ ^
こんな時、「おかえり」と言うのがやっとですねー。あとは、黙って食事の支度をすることしか出来ないです笑。
受験生とそのご家族にエールを送りたいです。
風花がふわりと一つ髪に降り 憩うそばから泡と消え行く
ひっそりと庭の蝋梅咲いていた
できるものならブローチとして
暴投でサヨナラ負けをするような卒業前の告白だった