・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
カセットの中のかの日の吾の声はまだあの悲しみを知らない頃の
何年も聞いてないのに覚えてた電話の声の懐かしさかな
夢の中まだ若かりし母の声目覚めし後も耳に残りし
匿名の声 風のごと 吹き荒ぶ 見えないことをいいことにして
目に見えぬ声を発して有頂天 だがその声に震える日々も
体育館 音が混ざり合う その場所で 君の声だけ ミュートはできない
はしゃぐ声笑い声する公園の散歩道好きモクモク歩く
青い夏の高校野球 私は観客側だけど黄色い声援君に送って 必ず勝ちに導くから
ベゴニアを見ればあなたの声がして花壇を避けて歩く週末
夜明け前 川で聞こえる 虫の声 秋をかみしめ また日々過ごす
私全然寛容だよ 病院のGoogle口コミすぐ書いちゃうけど
夢に祖父 追憶しても 肉声の残るビデオは 再生できず
声出さず首もたれないこの休み 弧を描くようコマンド選ぶ
裏声で歌う吹雪が静まれば澄んだ夜空に星の合唱
人混みが嫌いだろうと耳澄ませ ひとつの声にひとりの命
へやのすみ おびえる猫に 大丈夫? 声のトーンが まだケンカ中
あなたから なんどもスマホがふるえてる 文字はたくさん 声がききたい
淋しくて眠れぬ夜の子守唄 スマホに残る亡き母の声
戦後八十年戦争はダメと声を上げ続けていこう
山越えて卒業生の歌声は雪を溶かして春連れて来る
何気ない言葉が僕を傷つける あなたの声が悲しくさせる
同窓会 面影うすれ戸惑うも 変わらぬ声に教室 浮かび
年寄りの畑から聞く通る声 止まる枝から飛びゆくカラス
窓をうつ 時雨の音に よみがえる あの日のあなたの 優しい声が
今はもう聴けなくなったカセットテープその中にだけ父の声がある
喉頭を失くした祖父のまだ弱き食道発声たましいで聞く
ピュピュピュー信号機の声我が足を急がせ響く幹線道路
声色を乗せぬラインの羅列には恋しきものも事務連絡に
だみ声の雨に野良猫咽び鳴く冬の雨にこころ凍らせて
青空に澄んだ空気と梅の花 寒いさなかのウグイスの声
こちらから声をかけるは苦手なり かけてくれるはこの上のなき
聞こえるよ 耳をすませば 流れゆく 雲の声さえ あなたといれば
待ちわびて春を探せる人たちに梅の開花の 声聞こえるらし
母に似た声に生まれて 誇り持つ 母の俤(おもかげ) 受け継いだ我
母に似た声で受話器を取りし我 思春期時代のコンプレックス
声と声 言葉と言葉 生まれ出る 心と心 縁を持つ縁
弾き語り自分の歌声録音しショックを受けた十代の春
ファミレスがグランメゾンに様変わり 新人店員 の重低な声
夕方のチャイム鳴る頃立ち話じゃあねと母の声懐かしき
風の音 背中に抱きつく 君の声 聞きたい僕は 自転車飛ばす
楽しみの映画見ながら横の声 ガサガサつまむポテトの音も
両親の なれそめ聞きて 心がキュン 父が惚れたは 母の声なり
どんな日も いつも聞こえた あの声が もう聞こえない 大人になって
壊れゆく自然が叫ぶ 人類に声なき声は届いているのか
ふと聞こえ 妹の声運ばれて来た風の中 9年たっても
カセットの中のかの日の吾の声はまだあの悲しみを知らない頃の
何年も聞いてないのに覚えてた電話の声の懐かしさかな
夢の中まだ若かりし母の声目覚めし後も耳に残りし
匿名の声 風のごと 吹き荒ぶ
見えないことをいいことにして
目に見えぬ声を発して有頂天
だがその声に震える日々も
体育館 音が混ざり合う その場所で 君の声だけ ミュートはできない
はしゃぐ声笑い声する公園の散歩道好きモクモク歩く
青い夏の高校野球 私は観客側だけど黄色い声援君に送って
必ず勝ちに導くから
ベゴニアを見ればあなたの声がして花壇を避けて歩く週末
夜明け前 川で聞こえる 虫の声 秋をかみしめ また日々過ごす
私全然寛容だよ
病院のGoogle口コミすぐ書いちゃうけど
夢に祖父 追憶しても 肉声の残るビデオは 再生できず
声出さず首もたれないこの休み
弧を描くようコマンド選ぶ
裏声で歌う吹雪が静まれば澄んだ夜空に星の合唱
人混みが嫌いだろうと耳澄ませ ひとつの声にひとりの命
へやのすみ
おびえる猫に
大丈夫?
声のトーンが
まだケンカ中
あなたから
なんどもスマホがふるえてる
文字はたくさん
声がききたい
淋しくて眠れぬ夜の子守唄
スマホに残る亡き母の声
戦後八十年戦争はダメと声を上げ続けていこう
山越えて卒業生の歌声は雪を溶かして春連れて来る
何気ない言葉が僕を傷つける あなたの声が悲しくさせる
同窓会 面影うすれ戸惑うも 変わらぬ声に教室
浮かび
年寄りの畑から聞く通る声
止まる枝から飛びゆくカラス
窓をうつ 時雨の音に よみがえる あの日のあなたの 優しい声が
今はもう聴けなくなったカセットテープその中にだけ父の声がある
喉頭を失くした祖父のまだ弱き食道発声たましいで聞く
ピュピュピュー信号機の声我が足を急がせ響く幹線道路
声色を乗せぬラインの羅列には恋しきものも事務連絡に
だみ声の雨に野良猫咽び鳴く冬の雨にこころ凍らせて
青空に澄んだ空気と梅の花 寒いさなかのウグイスの声
こちらから声をかけるは苦手なり かけてくれるはこの上のなき
聞こえるよ 耳をすませば 流れゆく 雲の声さえ あなたといれば
待ちわびて春を探せる人たちに梅の開花の
声聞こえるらし
母に似た声に生まれて 誇り持つ 母の俤(おもかげ) 受け継いだ我
母に似た声で受話器を取りし我 思春期時代のコンプレックス
声と声 言葉と言葉 生まれ出る
心と心 縁を持つ縁
弾き語り自分の歌声録音しショックを受けた十代の春
ファミレスがグランメゾンに様変わり
新人店員 の重低な声
夕方のチャイム鳴る頃立ち話じゃあねと母の声懐かしき
風の音 背中に抱きつく 君の声 聞きたい僕は 自転車飛ばす
楽しみの映画見ながら横の声
ガサガサつまむポテトの音も
両親の なれそめ聞きて 心がキュン
父が惚れたは 母の声なり
どんな日も いつも聞こえた あの声が もう聞こえない 大人になって
壊れゆく自然が叫ぶ 人類に声なき声は届いているのか
ふと聞こえ 妹の声運ばれて来た風の中
9年たっても