・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
町に居て懐かしむ街青春期流浪の恋も老いさらばえて
伝書鳩あの街目指して群れをなし青空をぐんと引っ張って飛ぶ
点々と町の明かりが 青い地球 永遠であれ我らがふるさと
旅先でどこの下町に行っても 何故か感じる物懐かしさ
仏町どこにあるのか大工町寺町米町歩き続ける
ラジオから 幼き頃に 住んでいた 街のイベント 知り懐かしむ
街中に古い自分を脱ぎ捨てるように厚着を解き帰宅して
待ち侘びた地下鉄終ぞ繋がらず朽ちた看板これも我が町
遠ざかる町がどうにも美しくそのとき町は故郷になった
ホテルから眠った街を見下ろして 一人の夜は楽しい寂しい
変わりゆく 見慣れた街並み さらばして 忘れかけてた 変わらぬ夕暮れ
列車へと1歩進めばたちまちに故郷と名前を変える我が町
残骸のような建物黒々と寂れる町の夜道を歩く
街並みが 見える高台 公園で 二人さがした 宵の明星
鳥うたい春の日差しうららかに 白いコンバースで街に繰り出す
東京は一人に優しい街だった映画館だって全然平気
思いがけず 遅くなった 焦り道 街の灯りが 心優しく
午後五時を報(しら)せる 「浜千鳥」の鐘 暮れ泥(なず)む町に 卯月の風
この町に人が歩いていないらし 言われて気付く我には楽園
町で唯一のスーパー閉店す移動スーパー町を巡回
無機質なビルの谷間に桜咲き 灰色の街ふんわり照らす
住み慣れた町の 見慣れた古き家 新築なりて 住む人変わり
風光る春色の街コーヒーを買つて桜を眺めて帰る
少しずつ老いを受け入れ生きていく幸せを知る菜の花の町
コーヒーの味を覚えた喫茶店今はもうなき学生の町
別れ道 虫戯れる 街灯に 打ち捨てられた 言の葉二つ
鈍色(にびいろ)に染まりし空 仰ぎ見れば ビルの狭間に 月浮かぶ街
夜の街スナック遊び酔っ払い年寄りばかり出ずに曲名
君が住むただそれだけでその街は聖地となってまぶしく見える
夕暮れに 街の明かりが ささやいて 一人で見ゆる 桜散るのを
移り行く季節と人の生活を街は静かに見守つてをり
花のふる街を歩めば華やぎて桜の色に染まりし気分
町に居て懐かしむ街青春期流浪の恋も老いさらばえて
伝書鳩あの街目指して群れをなし青空をぐんと引っ張って飛ぶ
点々と町の明かりが 青い地球
永遠であれ我らがふるさと
旅先でどこの下町に行っても 何故か感じる物懐かしさ
仏町どこにあるのか大工町寺町米町歩き続ける
ラジオから 幼き頃に 住んでいた
街のイベント 知り懐かしむ
街中に古い自分を脱ぎ捨てるように厚着を解き帰宅して
待ち侘びた地下鉄終ぞ繋がらず朽ちた看板これも我が町
遠ざかる町がどうにも美しくそのとき町は故郷になった
ホテルから眠った街を見下ろして
一人の夜は楽しい寂しい
変わりゆく 見慣れた街並み さらばして
忘れかけてた 変わらぬ夕暮れ
列車へと1歩進めばたちまちに故郷と名前を変える我が町
残骸のような建物黒々と寂れる町の夜道を歩く
街並みが 見える高台 公園で 二人さがした 宵の明星
鳥うたい春の日差しうららかに
白いコンバースで街に繰り出す
東京は一人に優しい街だった映画館だって全然平気
思いがけず 遅くなった 焦り道
街の灯りが 心優しく
午後五時を報(しら)せる 「浜千鳥」の鐘 暮れ泥(なず)む町に 卯月の風
この町に人が歩いていないらし
言われて気付く我には楽園
町で唯一のスーパー閉店す移動スーパー町を巡回
無機質なビルの谷間に桜咲き 灰色の街ふんわり照らす
住み慣れた町の 見慣れた古き家 新築なりて 住む人変わり
風光る春色の街コーヒーを買つて桜を眺めて帰る
少しずつ老いを受け入れ生きていく幸せを知る菜の花の町
コーヒーの味を覚えた喫茶店今はもうなき学生の町
別れ道 虫戯れる 街灯に 打ち捨てられた 言の葉二つ
鈍色(にびいろ)に染まりし空 仰ぎ見れば ビルの狭間に 月浮かぶ街
夜の街スナック遊び酔っ払い年寄りばかり出ずに曲名
君が住むただそれだけでその街は聖地となってまぶしく見える
夕暮れに 街の明かりが ささやいて 一人で見ゆる 桜散るのを
移り行く季節と人の生活を街は静かに見守つてをり
花のふる街を歩めば華やぎて桜の色に染まりし気分