・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
ビートルズのフレーズの意味知りたくて英語に夢中になったあの頃
反抗期むかえた子に片付け指示する口角上げて語気和らげて
カプセルの上も向かいも外国語ここは京都だ話にならぬ
帰省して朋と語らん墓前にて俺も予約だ黄泉の宴会
語るほど薄っぺらになるヒトの居て地位と金の濃さが嘲笑う
友人と 夜を徹して 語り合う そんなシーンに しみじみ浸る
放課後に語らっていた旧友を蹴落としてぼく 行く 大学へ
語るべき言葉は持たぬ戦場のニュース流れる春の夕べを
服装が今の自分を語るなら少し気になる傍観者の目
けふもまた桜のせゐにしてしまふパワーポイント何も語らず
昭和は遠くなるとも平和のため戦争を語り継いでいこう
異国語で話せば私違う人 心のキャパが広がる気がして
黙しても瞳は語るほんとうを言葉にならぬやわき光よ
秋の夜の時をひとひら切り取って 友と語らう月を肴に
晴れ渡る空 さえずりの響く朝 小鳥は愛を語らう如く
日本酒を義父が語れば熱くなり下戸なる我は頷くのみで
さわさわと社を見下ろす大木が昔を語る 月の出を待つ
友と語る最後はいつも米の値段 田んぼを見るに不穏募りて
敬語からタメ口になる単語たち距離が縮まる春の夕暮れ
帰省の夜 夕餉(ゆうげ)の食卓で姉の語る 失敗談の数々
物語 創れど創れど 行きつくは かの面影に かの月影に
人生は 物語りだと 面白く 主人公を 演じる私
阪神忌語り部として亡くなつた母の思ひを歌に残さむ
妹と思い出語る亡き母の待ちわびていた花の季節に
語り部の車椅子押す少年の目元涼しい長崎の夏
「好き」なんて単語じゃ足りないこの気持ち風の匂いも熱を帯びてく
私たち 短歌を作る 語り人 過去と今とを 未来へつなぐ
ビートルズのフレーズの意味知りたくて英語に夢中になったあの頃
反抗期むかえた子に片付け指示する口角上げて語気和らげて
カプセルの上も向かいも外国語ここは京都だ話にならぬ
帰省して朋と語らん墓前にて俺も予約だ黄泉の宴会
語るほど薄っぺらになるヒトの居て地位と金の濃さが嘲笑う
友人と 夜を徹して 語り合う そんなシーンに しみじみ浸る
放課後に語らっていた旧友を蹴落としてぼく 行く 大学へ
語るべき言葉は持たぬ戦場のニュース流れる春の夕べを
服装が今の自分を語るなら少し気になる傍観者の目
けふもまた桜のせゐにしてしまふパワーポイント何も語らず
昭和は遠くなるとも平和のため戦争を語り継いでいこう
異国語で話せば私違う人
心のキャパが広がる気がして
黙しても瞳は語るほんとうを言葉にならぬやわき光よ
秋の夜の時をひとひら切り取って 友と語らう月を肴に
晴れ渡る空 さえずりの響く朝 小鳥は愛を語らう如く
日本酒を義父が語れば熱くなり下戸なる我は頷くのみで
さわさわと社を見下ろす大木が昔を語る 月の出を待つ
友と語る最後はいつも米の値段 田んぼを見るに不穏募りて
敬語からタメ口になる単語たち距離が縮まる春の夕暮れ
帰省の夜 夕餉(ゆうげ)の食卓で姉の語る 失敗談の数々
物語 創れど創れど 行きつくは かの面影に かの月影に
人生は 物語りだと 面白く
主人公を 演じる私
阪神忌語り部として亡くなつた母の思ひを歌に残さむ
妹と思い出語る亡き母の待ちわびていた花の季節に
語り部の車椅子押す少年の目元涼しい長崎の夏
「好き」なんて単語じゃ足りないこの気持ち風の匂いも熱を帯びてく
私たち 短歌を作る 語り人 過去と今とを 未来へつなぐ